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今回紹介するのは、不動産鑑定士・不動産コンサルタントとして活躍する浅井佐知子さんの著書『世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生』。浅井さんは不動産業界に20年以上身を置き、土地の有効活用、不動産売買、不動産コンサルなど、計5500件以上の案件をこなしてきた。

本書では、数多くの成功大家さん・失敗大家さんとの出会いの中で見出した「最高の不動産投資の秘訣」を紹介。不動産投資のバイブル的な内容で、初心者の入門書として最適な一冊だ。

不動産投資で成功するための掟

まず「初心者はどんな物件を選ぶべきか」について。浅井さんは「キャピタルゲインはあくまでもボーナスと考え、しっかり家賃収入の取れる物件を探すことが基本」とし、「まずは練習のつもりで小さな額の不動産を現金購入し、物件選びから契約、賃貸経営、できれば売却まで一連の手順を学ぶことが成功への一番の近道」と語る。

具体的に勧めるのは、「経費や税金、空室などを考慮しても手元に利益を残しやすい」という「表面利回り12%以上の区分所有マンション」。最も初心者向きなのは、家賃の高い1K、ワンルームマンションだ。

失敗しない物件選び

浅井さんが「選んではいけない」という物件は次の3つ。

  1. いったん入居者が出るとなかなか決まらない
  2. 転売しづらい
  3. 不動産価格や賃料が景気に左右されやすい

具体的には、「旧耐震基準」「狭小の1K、ワンルーム」「再建築不可」「賃貸需要がない」―など。失敗しない不動産投資のためには、これらの物件を避けることが第一だという。

「B級地域」を狙う

浅井さんが「狙い目」と語るのは、都心から少し離れていて物件価格が比較的安い「B級地域」。具体的には、次の4つのいずれかに当てはまるような駅や地域のことだ。

  1. 複数の路線が交差している駅(立川駅など)
  2. 土地区画整理事業や市街地再開発事業が行われている地域
  3. 大型商業施設が将来できる予定の駅(再開発前の武蔵小金井駅など)
  4. 人気のある駅の2駅ほど先で各駅停車の駅(梅ヶ丘駅、千歳船橋駅など)

浅井さんは「都心の一等地など、いわゆる『A級地域』に比べれば賃料は安いですが、物件価格が安いので利回りが高く、投資初心者向きといえます」と語る。