中古物件において、大きなポイントとなるリノベーション。キッチンの取り替えやクロスの張り替えなどで物件の印象はガラリと変わる。

そんなリノベーションの新しい形として、テレビにも取り上げられて話題となっているものがある。それは隠し部屋や隠し収納がある、まるで「忍者屋敷」のような物件だ

そこで今回は、実際にそれらの物件をプロデュースしている不動産会社にインタビュー。忍者屋敷の人気やメリットを伺った。

隠し扉に隠し金庫……遊び心の詰まったリノベーション!

今回インタビューに協力していただいたのは、株式会社蒼悠の大村さん。まずはなぜ忍者屋敷のようなリノベーションをしようと思ったのだろうか?

「弊社がある大阪市港区という街には昔ながらの古民家や伝統的家屋が多く、それらの再生利用がそもそもの始まり。物件の持つ雰囲気を活かしつつ、あっと驚くようなものにしたいとの思いから考えついたのが隠し部屋です。

昔テレビや映画で見た忍者屋敷のようなカラクリが、自分の家にあったら面白そう、という夢を実現しました」

実際にカラクリを取り入れてプロデュースした物件は、戸建てが1件、マンションが2件あり、以下のようなからくりを提案したそうだ。

回転式の隠し扉。ひと目見ただけでは分からないくらい精巧な作りだ。

掛け軸風の隠し扉。奥の通路を抜けると、洗面所などのプライベートな部屋に繋がっている。

レンガ壁の裏には隠し金庫が。防犯性と実用性を兼ね備えているのが特徴だ。

床板を開けると、中には隠し囲炉裏風の収納スペース。空間をうまく使えば、もとの古民家には少なかった収納も増えるのだ。

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