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動かぬ財産と書いて、不動産です。

 

「何当たり前のこと言ってんの?」

 

当たり前? 果たしてそうでしょうか。

不動産を明確に定義され、正当に評価されているでしょうか。

悪徳不動産会社に騙されるな!

例えば、不動産を購入する際、皆さんはどうされますか?

 

「どうって、ネットサーフィンして、良さそうな物件があればさ、メールするか電話して、説明を聞くかな。チャンスがあれば、値引き交渉するだろうな……」

 

はっきり申し上げて、そうした心構えでは、カモがネギをしょって歩いているようなもの。余程お気を付けにならないと、ぐつぐつ煮えたぎった鍋に放り込まれてしまいます。

 

「カモネギって……ヒドイ言いようだね。どこが間違っているの?」

 

大きな問題点は3つあります。

1.購入地域が定まっていない

2.購入基準があいまい

3.不動産の評価を不動産仲介業者に求めてしまう

1.購入地域が定まっていない

不動産は動かすことのできない財産ですから、立地が重要であることは言うまでもありません。そして、賃貸業は取得がゴールではなく、スタートです。リフォーム業者や管理体制、そして家賃相場や地域の人口動態も把握していなければなりません。

にもかかわらず、「ネットサーフィン」とは何事でしょう。購入地域を絞り込んでいない故の言葉です。

2.購入基準があいまい

不動産の利回りは地域によって変動します。担保価値と利回りには相反関係があるのです。つまり、不動産価格の高い場所では利回りは低く、利回りの高い地域の不動産は比較的安価です。

にもかかわらず、「良さそうな」とは何事でしょう。担保と利回りの関係を把握されていない故の言葉です。

3.不動産の評価を不動産仲介業者に求めてしまう

不動産仲介業者は取引が成立して初めて、報酬を手にできます。通常、買っても買わなくてもいい皆さんと彼らの立場は真逆に位置しています。

にもかかわらず、「評価を不動産会社に聞く」とは何事でしょう

買い手の意欲を削ぐような発言をするはずがありません。

おばあさんに化けたオオカミに赤ずきんちゃんが質問するのと同様、赤い大きな口で食べられてしまいます。

仮に、ネットサーフィンで良さそうな物件を見つけ、広告主である不動産会社にメールしたとします。すると……。

・とりあえず事務所に来てくれと、しつこく説得され

・皆さんの属性をほじくり出され

・物件の長所をこれでもかと説明され、競合相手がいることを突き付けられて決断を迫られ、属性が良ければ高額の不動産を新たに紹介される。

こうした一連のアクションにより、最初、そうでもなかった物件にベタぼれしてしまい、値引き交渉など、霧散霧消。融資付けも不動産会社に全面委託し、購入後の長期管理委託契約(満室家賃の8%~10%)まで捺印してしまう……。

彼らは所有リスクを背負うことなく、仲介報酬の他に、毎月の管理委託契約手数料を手にするのです。

 

「でもさ、不動産会社に聞くしかないでしょ。そうだ! 危ない不動産会社を見極めるコツってさ、何かないの?」

 

なるほど、NGサインをお知りになりたいのですね。

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