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いつまでに、いくらで売却したいのか、おおよその希望を明確にしましょう。
売却価格を検討する際は、仲介手数料などの諸費用も考慮し、利益がいくら残るかを考えることが重要です。また、売却希望価格に幅を持たせ、最低価格でも売れない場合には売却をやめるか、業者を変えるかまで決めておくと計画的な売却活動が行えます。

外壁塗装や屋上防水など、大規模修繕を目前に控えた物件を売却する場合、値下げ交渉の材料にされることがあります。また、空室が多いほど物件の収益性が低いと判断されてしまうため、適度に物件を修繕し、入居率を上げることが高額売却につながります。

複数社の査定を比較することで、売却額の相場を正しく把握できます。
他社と比較して売却額が安すぎる業者はもちろんですが、高すぎる業者にも要注意です。どのような根拠で査定額を出したのか確認すると、信頼できる業者かどうかを見極める材料になります。

物件の良いところを一番知っているのはオーナーであるあなた自身です。
大規模修繕履歴やレントロール、建物図面などの資料以外に、周辺環境の素晴らしさやライバル物件と比較した際の優位点などをPRポイントとして盛り込んだ資料を作ると物件の良さが伝わりやすくなります。

どの業者に売却を任せるか、査定額はもちろん、対応や提案内容を比較して決定します。その際、1社だけに売却を任せる「専任媒介」にするか、複数社に売却を任せる「一般媒介」にするか、媒介契約の種類も決める必要があります。
なお、各業者がどれだけ有力な見込み客(＝物件を買ってくれる顧客)を抱えているかも重要なポイントです。

売却理由や室内の設備状況、どんな人が入居しているかなど、質問されたら答えられるように準備しておきましょう。
不動産投資の初心者ほど細かい質問が多い傾向がありますが、それがクリアになると購入へのハードルが大きく下がります。また、誰がいつ物件見学に来ても良いように物件周辺は常にキレイにしておきましょう。