Step1

不動産投資を始める前に

「不動産投資とは何か」を読まれた方は、不動産投資の大まかな内容をご理解いただけたでしょう。ここでは、不動産投資の魅力やメリットを深堀りしてQ&A形式でお答えします。

Q1
サラリーマンなのですが、不動産投資を始めれば、給与とは別に収入を得られるということでしょうか?
A1
はい、その通りです

はい、その通りです特にインカムゲイン(運用益)では、毎月決まった家賃収入を得ることができます。一度に得られる金額はキャピタルゲイン(売却益)に比べて小さいですが、「継続的に」支払われる点で堅実です。

そのため「将来の年金代わりに」という理由で不動産投資を始める方も多くいます。良い不動産(「住みたい」という人が多い不動産)であれば、安定的に収入を得ることができるのです。

Q2
他の金融商品では、安定的に収入は得られないのですか?
A2
安定的……とは言い難いかもしれません

安定的……とは言い難いかもしれません例えば「金融商品」というと、以下が挙げられます。

・株式投資
・投資信託
・FX
・外貨預金
・国債
・金・プラチナ

これらは一般的に、元本の変動リスクが高ければ利回りも高く、逆に元本の変動リスクが低ければ利回りも低くなります。

一方、不動産投資は投資元本の変動リスクに対して、安定かつ高い利回りが期待できます。(家賃相場が外的要因を受けづらく安定しているため。また、購入資金の借入れによってレバレッジを効かせることができ、自己資金に対する実質利回りが高いため)

Q3
他にも不動産投資のメリットがあれば教えてください
A3
多数ありますので、以下でご紹介します

○レバレッジをかけられる
不動産投資の場合、銀行からお金を借りて始められるという特徴があります。そのため自己資金が少なくても、自己資金の何倍もの価格の物件を購入することができます。

高いレバレッジ(テコの原理)をかけることで、より早く資産規模を拡大することができるのです。

○節税効果が得られる
不動産を購入すると、不動産の仲介手数料や不動産所得税、借入金利息、管理費、修繕費など、あらゆる費用が「経費」にできます。

特にサラリーマンの場合、サラリーマンの給与所得と不動産投資での損益を合算(これを「損益通算」と言います)できるため、この制度を上手に使えば所得税や住民税を減らすことができるのです。

○相続税対策になる
例えばAさんが、1億円の現金を持っていたとしましょう。このままAさんが亡くなれば、相続税法上、現金はそのまま1億円で評価され、その1億円に対して相続税がかかります。

しかしAさんが生前に、この現金1億円を使って収益物件を購入していた場合、不動産の評価額(固定資産税評価額)に対して相続税がかかるため、現金よりも相続税が安くなるケースが多いのです。

○団体信用生命保険に加入できる
ローンを組んで不動産を購入する場合、ほとんどのケースで加入が必要となるのが「団体信用生命保険」です。

この保険に加入すると、ローン返済中に契約者が死亡した時や、高度障害状態(常時介護状態、両目失明など)になった時など、もしものことがあった時、残された家族にローンの残高を返済する義務はなく、その後も不動産を手放さずにいられます。

○自分の努力次第で収益を改善できる
株などの場合、市場の動き(外部要因)に身を任せるしかありません。しかし不動産の場合、自分が動くことで収益を改善することができます。

例えば、外装や内装を綺麗にすることで物件の価値を高めたり、入居者の募集条件の見直し(家賃を下げる、ペット可にする、不動産会社に支払う広告料を多くするなど)を行ったりすることで、入居してくれる可能性は十分高まります。

Q3
そんなにいいこと尽くしなのであれば、今すぐにでも不動産投資を始めたいです!
A3
ちょっと待った!!

ちょっと待った!!確かにいいこと尽くしに思えますが、それだけで不動産投資を始めるのは危険です。メリットだけでなく、デメリットやリスクについても知っておく必要があります。

では、どんな点に注意しなければならないのか、「不動産投資のデメリット」で詳しくお答えします。