Step1

不動産投資を始める前に

 

いざ不動産投資を始めようと思っても、やみくもに物件を購入すると失敗してしまう可能性があります。まずは、不動産投資を行う「目的」を決めましょう。 あなたは、どうして不動産投資を始めたいのですか? 目的によって物件のタイプや特徴が異なりますので、以下の表で自分がどのタイプか確認してみてください。 ※目的、物件のタイプ、特徴は、あくまで参考です。

「安定した収入源を得たい」

目的
  • サラリーマンとしての給与の他に副収入源が欲しい
  • 老後に向けた資産形成をしたい
物件のタイプ
  • 都市部まで好アクセス
  • 入居率が安定
  • 家賃相場が堅調
特徴
  • 需要が多く競争が激しい
  • 物件数自体が少ない
  • 情報を先んじるつてが必要

「高利回りで儲けたい」

目的
  • とにかく儲けたい
  • サラリーマンをリタイアしたい
物件のタイプ
  • 築年数が古い
  • 空室率が高い
  • 訳あり物件(再建築不可、事故物件など)
特徴
  • 不人気物件の場合が多い
  • 多額の修繕費がかかる
  • 融資を受けづらい
  • 売却する際、買い手が付きづらい
  • 高利回りを実現するために、豊富な経験が必要

「転売して、売却益で儲けたい」

目的
  • 安く購入して、高く売り抜けたい
  • ある程度の期間、運用した後、売却して利益を確定したい
物件のタイプ
  • 空室率が高い
  • 訳あり物件(再建築不可、事故物件など)
  • 特定の事業用地としての需要がある(道路、空港など)
特徴
  • 不人気物件の場合が多い
  • 多額の修繕費がかかる
  • 融資を受けづらい
  • 高い経験値と分析力が必要
  • 売却する際、買い手が付きづらい

「節税したい」

目的
  • 所得税を節税したい
物件のタイプ
  • 築年数が古い
  • 区分マンション(土地より建物比率が高く、減価償却費を多く計上できるため)
特徴
  • 多額の修繕費がかかる
  • 融資を受けづらい
  • 空室リスクの影響が大きい(区分マンションの場合、退去されると収入が0になるため)

「相続税対策をしたい」

目的
  • 融資を受けて、相続税対策をしたい
  • 値下がりしづらい物件を購入したい
物件のタイプ
  • 都市部まで好アクセス
  • 接道などの地理的条件が良い
特徴
  • 資産価値が下がりづらい
  • 利回りが低い

 

このように、目的によって取るべき手段が変わります。自分が何の目的で不動産投資を始めようとしているのか、あらためて見つめなおしてみてください。

また、目的が決まれば自然と目標も決まるものです。例えば「安定した収入源を得たい」のであれば「○年以内に家賃収入○○万円にする」という目標になるかもしれません。 目的を決めたら次のステップとして、目的を達成できる目標を立てましょう。