Step1
不動産投資を始める前に
ひとくちに「物件」と言っても、種類はさまざまです。ここでは「種別」と「構造」に分けてご説明します。
種別
大きくは以下の2つに分けられます。
物件種別
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・区分マンション ・区分店舗 ・区分事務所 など |
・一棟アパート ・一棟マンション ・一棟商業ビル など |
具体的には、以下のような特徴があります。
区分 | 一棟 | |
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資金調達例 | 現金(+金融機関からの融資) | 現金+金融機関からの融資 |
メリット |
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デメリット |
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区分 | |
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資金調達例 | 現金(+金融機関からの融資) |
メリット |
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デメリット |
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一棟 | |
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資金調達例 | 現金+金融機関からの融資 |
メリット |
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デメリット |
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※資金調達例、メリット、デメリットは、あくまで参考です。広さや築年数などで異なります。
このように、物件の種別によってメリット・デメリットが異なるため、自分に合った物件を選択する必要があります。
構造
「建物構造」とは、建物の基礎となる材料のことで、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造などを指します。
それぞれ、以下のような特徴があります。
木造(W造)
特徴 | 建物の躯体に木材を用いる構造のこと |
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法定耐用年数例 | 22年 |
メリット |
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デメリット |
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鉄骨造(S造)
特徴 | 建物の躯体にH形鋼などの鉄・鋼製の部材(鉄骨)を用いる構造のこと |
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法定耐用年数例 | 34年(重量鉄骨造の場合) |
メリット |
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デメリット |
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鉄筋コンクリート造(RC造)
特徴 | 建物の躯体に鉄筋コンクリート(コンクリートの芯に鉄筋を配することで強度を高めたもの)を用いた構造のこと |
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法定耐用年数例 | 47年 |
メリット |
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デメリット |
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鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
特徴 | 鉄筋コンクリートの芯に鉄骨を内蔵した構造のこと |
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法定耐用年数例 | 47年 |
メリット | ・RC造のメリットがより増す |
デメリット | ・RC造のデメリットがより増す |
※法定耐用年数の詳細は、国税庁ページ参照
法定耐用年数とは、法的に定められた減価償却の年数のことで、物件の構造によって異なります。 減価償却とは、経年劣化により価値が減少する資産(物件を含む)を購入した際に、その購入価格を法定耐用年数で分割して経費計上することを指します。物件の残存年数(法定耐用年数-築年数)は、融資審査の対象になります。
このように、物件によって特徴が異なります。よく理解してから、購入する物件を決めましょう。