収益物件を購入する
物件を購入する前に、必ずシミュレーションを行いましょう。感覚に頼るのではなく、数値化して「稼げる物件」かどうかを判断します。利回りだけで判断せず、具体的に「いくらのお金が残るのか」を確認することが重要です。
シミュレーションをする時には、月々の銀行への返済額だけでなく、管理・清掃費、固定資産税、修繕費などの必要経費も考慮しましょう。また、「空室率20%、金利2%上昇」にも耐えることができればより安心です。 実際にシミュレーションを行ってみます。
物件購入後にかかる年間諸経費は、固定資産税・都市計画税・管理費・修繕費などさまざまですが、満室時年間家賃収入の20%として試算します。
物件概要
物件価格 | 1億円 | 構造 | 木造 |
---|---|---|---|
利回り | 15% | 築年数 | 12年 |
融資期間 | 10年 | 金利 | 2.5%(固定) |
頭金 | 10% |
満室で、大きなトラブルなく運営できれば、年間182万円のお金が手元に残ることになります。
しかしこのシミュレーションでは、リスクを加味していません。空室が発生した時、経費がかかりすぎた時などに、赤字になってしまう可能性があります。
では次に「空室率20%、金利2%上昇」になった場合をシミュレーションしてみます。
このように、手元に残るお金はなく赤字になってしまいました。
実際に運営してみて、「なかなか満室にならない」「経費がかかりすぎてしまった」ということは起こりがちです。机上の空論にならないよう、リスクも加味した上でシミュレーションを行いましょう。この投資は本当に有利なのか」を判断するために、ぜひ参考にしてみてください。
より詳しくシミュレーションを行いたい方
楽待の「CF(キャッシュフロー)シミュレーション機能」なら、購入検討中の物件の条件を入力し、簡単にシミュレーションすることができます。自己資金、金利、ローン返済期間などを個人の状況に合わせて入力できるほか、大規模修繕等の出費も加味して計算。もちろんキャピタルゲインも計算できるので、売却後の最終的な手残りも算出します。
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