収益物件を運用する
不動産投資は、物件を購入して終わりではありません。家賃収入を最大化できるように、満室を目指しましょう。具体的には、以下のような手順を踏みます。
これらを自分で行うこともできますが、(1)の入居者の募集~賃貸借契約の締結までは賃貸仲介会社に、(2)の入居者の管理~退去までは管理会社に委託するケースが多いです。(1)と(2)をどちらもできる不動産会社もあります。
(1)入居者の募集~賃貸借契約の締結の流れ
大家さんは賃貸仲介会社に入居者の募集を依頼し、成約した場合に仲介手数料を支払います。大家さんが広告料を負担することもあります。
《仲介手数料》
宅地建物取引業法には、賃貸仲介会社が受け取ることができる仲介手数料について、大家さんからと入居者からを合わせて「家賃1ヵ月分」が上限であると定められています。例えば、大家さんが仲介手数料を100%負担する場合には、入居者は仲介手数料を負担しなくてよいことになります。
《広告料》
広告料は入居者募集にかかる費用で、家賃の1ヵ月~3ヵ月が相場のようです。
(2)入居者の管理~退去の流れ
大家さんは管理会社に管理費を支払って、(2)の管理業務を委託します。上記以外にも、共用部分の清掃や設備のメンテナンスなども依頼したりします。業務の範囲は管理会社によって異なるため、どこまでお願いできるかは管理会社に確認しましょう。
《管理費》
管理費は具体的な管理業務の内容や、建物の規模・種類・運営方法などによっても異なり、家賃の5%~10%と幅があるようです。
不動産会社は、物件の購入だけでなく、物件の管理にも大きく関わります。良いパートナーを見つけ、一緒に協力して満室を目指しましょう。