収益物件を運用する
物件を購入したら、満室にして家賃収入を最大化したいものです。しかし、賃貸仲介会社に任せたまま放置していると、なかなか空室は埋まりません。
ここでは、満室にするために大家さんができるポイントをご紹介します。
1.家賃を見直す
家賃は、類似した物件(築年数や間取り、立地など)を参考に、賃貸仲介会社と相談して決めます。周辺相場と比較して家賃が高すぎると、入居者が決まらない可能性があります。
家賃が高過ぎて入居希望者が現れない場合は、家賃を下げることも一つの手です。
2.敷金・礼金を見直す
敷金は、住んでいる期間中に何かあった場合に備えて預けておく金銭です。金額は家賃の1ヵ月~2ヵ月程度が相場です。退去時には、原状回復費を差し引いて精算し、残りの金額を返却するのが原則です。
礼金は慣習の一つで、「大家さんへのお礼」として支払われます。こちらも家賃の1ヵ月~2ヵ月程度が相場と言えます。
入居者が決まりやすいように「敷金・礼金0円」とする大家さんも多いようです(ゼロゼロ物件)。
3.物件の付加価値を高める
物件の付加価値を高めて、周辺物件と差別化するのも良いでしょう。
例えば、リフォームをする、インターネット回線を無料にする、Wi-Fiを無料にする、家具・家電を付ける、宅配ボックスを付ける、壁紙を選べるようにする、部屋のカスタマイズを認める、ペット可にする、フリーレント(入居後一定期間の家賃を無料にする条件)を付けるなど、工夫の仕方はさまざまです。
4.入居者の対象を広げる
入居希望者の中には、部屋を借りにくい性質の人がいます。例えば、外国人、生活保護受給者、保証人がいない方、水商売にお勤めの方、ペットを飼っている方などです。
他の大家さんが敬遠しがちな入居者を対象に含めることで、入居者が決まりやすくなります。
5.賃貸仲介会社との関係性を高める
賃貸仲介会社とは定期的に連絡をとり、お部屋への問合せや内見の状況を確認します。
連絡を密にとるだけでなく、入居者を決めてくれた際には感謝の気持ちとして、手土産を渡すなども手です。
このように、満室にするために大家さんができるポイントはたくさんあります。不動産投資をする目的を忘れずに、少しでも早く満室になるように頑張りましょう。