収益物件を売却する
どのようなタイミングで物件の売却を検討するべきでしょうか?
収益が悪化してきた時? それとも高く売却できると確信した時でしょうか?
ここでは、売却を検討するタイミングについてご紹介します。
1.大規模修繕が必要になる時
外壁塗装や屋上防水、エレベーターの修理など、高額な修繕が必要になる時期を見越して見積りをとります。
「予測売却益-大規模修繕にかかる費用」で、利益が残らなければ売却を検討しましょう。
2.次の入居までの期間が長くなっている時
退去から次の入居までの期間が長くなってきた時は、競争力が低下している証拠なので要注意です。
家賃を下げざるを得なくなると売却金額にも影響が出るため、早めの決断が必要です。
3.物件周辺で大きな人口減少が生じる時
物件周辺で大きな人口減少(工場、学校の移転など)が生じる時は、入居率や家賃の下落に影響が出ます。
「入居者には近くの○○大学の学生が多い」など、賃貸需要の柱がある場合には、それがなくなっても問題ないように、空室回避の方法を考えておきましょう。打開策が打ち出せなければ売却のタイミングです。
4.物件価格が上昇している時
景気が回復している、物価が上昇しているなど、物件価格が上昇する環境が整っている時は、高額で売却できる可能性が高くなります。
そういった時期には、「所有し続けるより、売却した方が利益が出るから」という理由で売却を検討するのも一つです。
今すぐ大規模修繕が必要だったり、家賃が下落して空室が増えたりした状態では、有利な条件で売却することはできません。常に一歩先を考え、必要に応じて売却を検討しましょう。