Step4

収益物件を売却する

物件を売却しようと思ったら、まず何をしたらよいのでしょうか? ここでは、具体的な手順をご紹介します。

1.売却の計画を立てる

計画が曖昧だと、想定外の価格交渉に応じてしまったり、 売却のタイミングがぶれてしまったり、冷静な判断ができなくなります。
実際に売却活動を始める前に、以下の2つを明確にしましょう。

  • 1.売却期間(いつまでに売却したいか)
  • 2.想定通りに売却できない場合の対策(売却中止、値下げ、仲介会社変更)

2.物件資料を整理する

物件の購入希望者から、建物の状況や修繕に関する質問があることが想定されます。
家賃表や登記簿謄本、修繕履歴など、物件資料を整理しておきましょう。
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3.売却価格を検討する

積算価格や収益価格、周辺の取引価格などから、売り出し価格を検討します。
また、税金・諸費用を算出して、売れた場合に手元にいくら手元に残るかを確認しましょう。
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4.仲介会社を選定する

客付を行う会社の方が、すでに多くの購入希望者と繋がりがあるため、スムーズに売却できる傾向にあります。
元付専門の会社の場合、複数の客付会社に売却活動を依頼することになるため、情報伝達が遅くなることを考慮しましょう。

5.売却活動をする

仲介会社経由で「資料請求」や「内覧希望」などに応じます。
想定通りに売却できない場合、当初立てた計画通りに対策を講じましょう。

6.売買契約をする

条件の合う購入希望者が現れたら、売買契約を締結します。
契約の内容は、売主と買主で認識の違いがないように注意しましょう。

7.各取引先に連絡する

融資を受けている場合は、金融機関に今後の返済について相談しましょう。
管理会社に管理業務を委託していて、新所有者が管理委託契約を引き継がない場合には、新しく管理業務を行う人への引き継ぎの準備をお願いします。 その他、エレベーター管理会社、日常清掃会社、ゴミ清掃会社、機械警備会社など、取引のある会社との契約内容についても確認しておきましょう。

8.決済・引き渡しを行う

決済とは、支払いを受けて取引を完了させること。つまり、売主が買主から売買代金を受け取ることです。 物件の引き渡しは売買代金の決済と同時に行われ、鍵の受け渡しをもってなされます。 引き渡し後は、所有権移転登記を行います。

 

これで物件売買の取引は完了です。「高く売却したい場合」「早く売却したい場合」など、状況にもよりますが、売却には最低3~6ヵ月程度、期間がかかることを認識しておきましょう。