収益物件を売却する
物件を売却するなら、少しでも高い価格で売却したいものです。ここでは、より高く売却するためのポイントについてご紹介します。
物件の価値を高めれば良いわけですから、購入時にする「指値」の逆を実践すれば良いことになります。
1.入居率を上げる
空室があると買主が不安に思い、購入の妨げとなるでしょう。また、収益価格が下がるため、金融機関の評価も低くなります。融資が付かなければ、購入できる人も自ずと限られてきます。空室はできるだけ埋めておきましょう。
2.修繕・リフォームをする
外壁塗装、屋上防水、設備の修繕(キッチンやユニットバス)などを実施して物件の価値を高めましょう。かかった費用は物件の販売価格に上乗せできるのが理想的です。
ただし、必ずしも修繕しなければいけないものではありません。修繕費がかかりすぎてしまうと、利益率が悪くなってしまうため、費用対効果を十分考えましょう。
3.物件の清掃をする
売却に向けて、日常清掃+定期清掃(共用部分の壁やエレベーター内部、階段など、専用の機械で集中的に洗いをかける清掃のこと)を実施しましょう。物件に清潔感があると、内覧者により良い印象を与えることができます。
買主は、ちょっとしたところも見逃しません。郵便受け、廊下、ゴミ置き場などの見えやすいところが荒れていないか、しっかり確認しましょう。
4.入居者問題を解決する
「ペット不可なのにペットを飼っている」「住居なのに事務所として使用している」など、入居者に問題がある場合は、1つずつ解決しましょう。解決できれば、問題ない物件として売却価格に反映できる可能性があります。
このように、売却価格を高くする方法はたくさんあります。購入希望者が物件を確認した時に、好印象を持たれるように心がけましょう。