お金持ちの思考最終_06112015

なれるものならば、「お金持ち」になりたいというのが多くの人の本音。もしもお金持ちになる“秘訣”があるのならば、誰もが知りたいところではないだろうか。お金持ちになる人とならない人では、たとえば普段の思考パターンに差があるのだろうか。もしあるのだとしたら、お金持ちの思考パターンを身につけることでその仲間入りができるかもしれない!

そこで、これまでに1600人ものマネーカウンセリングを行っており、『お金持ちになるのは、どっち!? 大富豪3000人から学んだお金のルール』(SBクリエイティブ社)の著者でもある田口智隆氏に話を聞いた。

田口氏は著書で、今まで出会った3000人のお金持ちを参考に、その思考パターンを分析。さまざまな二択の質問を提示して、「お金持ちならどちらを選ぶか」を理由とともに説明している。

今回は、5つの選択肢をあげ「お金持ちが選ぶ答え(=正解)」をご紹介。さらに、どのくらいのお金持ちがその選択肢を選ぶのか、その割愛を数値化して教えてもらった。それらをご紹介しながら、お金持ちの思考パターンを分析する。

Q1.新幹線の席はどっち?

A.グリーン車

B.自由席

→お金持ちになる人の78%は「自由席」を選ぶ!

 お金持ちなら、料金の高いグリーン車を選ぶかと思いきや、逆とのこと。その理由を、田口氏はこう説明する。

「すでにお金持ちになっている人はグリーン車を使うかもしれません。しかし、これからお金持ちになる人は、徹底して『費用対効果』にこだわる傾向があります。なぜグリーン車に乗るのか。そこをシビアに考える人が、のちにお金を得ていくのでしょう」

快適だから、あるいはなんとなくという気持ちで割高なお金を払うのは、費用対効果を考えていない証拠。お金持ちになる人は、普段からその部分を細かく自分でチェックしているようだ。

Q2.どうしても欲しいもの、買うならどっち?

A.借金をしてでも買う 

B.貯まってから買う

→お金持ちになる人の81%は「借金をしてでも買う」を選ぶ!

借金をして何かを買うのは、むしろお金持ちになるのを遠ざけているような気がしてならない。しかし、そうではないようだ。田口さんがその理由を説明する。

「お金持ちになる人は、自分に必要なものがあれば、借金してでもすぐ買おうとします。その根底にあるのは、『お金が貯まっているまで待っていたらチャンスを逃す』という考え方。成功する人は、『お金が無いなら、無いなりに何かできないか』を考えることが多いですね。これはビジネスにも共通しています」

ダメな材料が出てきたとき、それを理由に何かをあきらめるのではなく、「他の方法を探すのが、お金持ちになる人の思考」だと、田口氏は言う。さらには、借金をしてでもつかもうとする大胆さも重要なようだ。

Q3.消費税増税への反応はどっち?

A.「自分にとってプラスだ」

B.「自分にとってマイナスだ」

→お金持ちになる人の81%は「自分にとってプラスだ」を選ぶ!

多くの人が嘆いた「消費税の増税」。しかし、お金持ちはそれを「プラスにとらえていた」と田口氏は言う。

お金持ちになる人は、ネガティブなこともプラスに捉えます。たとえばリーマンショックのときも、悲観している人は少なかった。景気がいいときは誰もが儲かりますが、本当の成功者は景気の悪いときにチャンスを見出します消費税増税も、お金のやりくりを見直すチャンスと考えていたんですよね」

マイナスのニュースに接したとき、「それによって、『自分の家計や将来を見直すきっかけになった』と考えるのが、お金持ちになる人の思考法」と田口氏。なかなか簡単ではないが、日々それを心がけることで、自分の気持ちも変わってくるかもしれない。

Q4.老後にお金が貯まるのはどっち?

A.20代のうちから老後資金を貯める

B.20代のうちは好きなものを買う

→お金持ちになる人の83%は「20代のうちは好きなものを買う」を選ぶ!

数々のお金持ちを見てきた田口氏は、「お金持ちになるのは、20代のうちに好きなものを買っている人」だという。

「好きなものを買うには、そのために少なからずお金を貯めることが必要。そうやって目標金額を貯めて好きなものを買うと、それが『貯金の成功体験』になります。20代のうちに貯金の成功体験をしている人は、早い時期から貯めることの重要性を実感できるので、結果的にその後の貯金もうまく出来るんですよね」

対して、若いうちから老後資金を貯めようとすると、貯金の成功体験を味わう機会がなくなり、貯蓄意欲が上がらない。その結果、かえって資金が貯まりにくくなる傾向にあるようだ。

Q5.「収入を増やしたい!」ならどっち?

A.残業して、社内で出世

B.定時で帰って、副業

→お金持ちになる人の85%は「定時で帰って、副業」を選ぶ!

社内で出世する方が、新たに副業をするよりは容易に思える。しかし田口氏は、「がむしゃらに社内で出世したタイプのお金持ちとは、ほんの一握りしか会ったことがない」と言う。

お金持ちの人は、副業をしていることが非常に多いですね。たとえば、残業と副業で同じ収入を得たとしても、副業は別のビジネスを自分で開拓していくので、いろいろなノウハウやスキルまで身につきます。それが、最終的に大きな成功へとつながるのではないでしょうか」

さらに、副業のメリットとして、田口氏は「本業とは別の収入だからこそ、切り分けができて、遊びや投資に使いやすくなること」を挙げる。これらのことが、お金持ちと副業を結び付ける理由なのかもしれない。

田口氏は、「どちらを選ぶかよりも、なぜそれを選ぶのか、その考え方を参考にしてほしい」と主張する。「いろいろな選択肢を考えたときに、お金持ちになっていく人はどういう時間軸で捉えているのか、その『モノサシ』を知ってもらえればと思います」

お金持ちになるために、必要な思考パターン。それを頭に思い浮かべながら、日常のさまざまな選択肢を考えてみると、新たな発見があるかもしれない。

田口智隆さんプロフィール

1972年埼玉県生まれ。株式会社ファイナンシャルインディペンデンス代表取締役。公正で中立な「お金」の「セカンドオピニオンサービス」を行う。マネーカウンセリング受診者は1600人を超え、各地でセミナーにも登壇。著書も多く、売り上げは、著者累計で50万部を超えている。

 著書に、『28歳貯金ゼロから考えるお金のこと』(中経出版)、『お金が貯まらない人の悪い習慣39』(マガジンハウス)がある。

 

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