青山さん最終_06122015

楽待新聞読者から頂いた、不動産投資にまつわる疑問や質問をプロの投資家に答えてもらう豪華企画!!

今回、皆さんの疑問を解決してくれるのは、DVD「8つの戦略2015」でお馴染み、青山幸成さん(シェアハウス投資を担当)。

シェアハウス5棟をフル&オーバーローンで取得し、高利回りで運営格安家具でオシャレ物件を手がけて、楽しみながら投資されている青山さんに、シェアハウスマーケットの現状と今後について、根掘り葉掘り聞きました!

Q1.「9.6通知(※)」の影響で、シェアハウス業界が混沌としているとのことでしたが、現状、シェアハウス投資のマーケットはどのようになっているのでしょうか?(38歳・会社員)

※脱法ハウス問題を背景に、国交省が出した「違法貸ルーム対策に関する通知」のこと。脱法ハウスは今まで通りNGの他、住宅シェアハウスまで規制対象になった。

A1.法令をきちんと遵守すれば安心して参入できます

シェアハウスは、基本的に建築用途は「寄宿舎」としなければなりません。行政の査察も一時の激しさは落ち着いたものの引き続き実施されていますので、知らずに「住宅」などの物件でシェアハウスを始めて行政指導が入るとなかなか厄介です。

DVDの中でも細かくご説明しましたが、「住宅」から「寄宿舎」に用途変更する(寄宿舎基準をクリアする)には専門的な法令知識や改修工事も必要となるので、①中古住宅を購入してシェアハウスへ転用する手法は個人の方にはハードルが高いと思います。

②用途が「共同住宅」のアパート・マンションをシェアハウスとして運用する、③社員寮など最初から「寄宿舎」の物件を買ってスタートするのはOKです!

また、④新築シェアハウス投資は、最初から「寄宿舎」を建築しますので法令的にも安心です。

Q2.シェアハウスに住みたいと考える人たちは、若者や女性などが中心というイメージですが、今後少子高齢化が進むにつれて、年配の方をターゲットにすることも可能だとお考えですか?(35歳・会社員)

A2.年配の方をターゲットにしたシェアハウス、需要はますます高まると思います

可能です。コンセプトとしてシニア世代向けのシェアハウスに注目しているとも書きましたが、今後ニーズは増える一方だと思いますし、すでにそのような事例も出てきています。「シニアハウス」とか「グループハウス・グループリビング」などとも呼ばれるようですが、名称も定まっていないこれからのカテゴリとも言えます。

現在30代、40代のシングル層がシェアハウスを多数利用していますが、10年後にはそのまま50代の方もシェアハウスに入るのが当たり前の時代になっていることでしょう。60代超のアクティブシニア向けの物件供給も増えていくのではと想像します。

ただし、体の衰え、認知といった老人特有の課題への対応を問われそうですが、ノウハウのある「老人ホーム」や「サービス付き高齢者向け住宅」を手掛けている会社も参入し、幅広い高齢者向けの物件が供給されていくものと予想しています。

≫9.6通知以降、法令を遵守してシェアハウス投資をする方法を、青山さんが伝授