お金持ちになる人と、そうでない人は一体どこが違うのだろうか。生まれたときは貧乏でも大人になって財を成す人もいる。一方で、生まれたときはお金持ちでも、大人になって貧乏になる人もいる。
どうやら生まれたときの経済環境よりも、それからの生き方や習慣がお金持ちなるかどうかを決める大事な要素のようだ。
ここでは、年収の違いによって「お金の使い方」も変わるのか、明らかにしていこう。今回は年収1000万円以上の人と、年収200万円前後の人に「もし1億円を手にしたら、どう使うか」を聞いてみた。
年収200万円の人は、消費と貯蓄にお金を回す
○ケース1:
神奈川県在住のAさん(年収200万円/27歳/教育関係者)
「趣味につぎ込むことは間違いないね。特に楽器類にお金をかけたい! 1億円もらったら、100万円のベースは間違いなく買うよ。あとはゲームや読書。余ったら家族に分配するかな」
○ケース2:
京都府在住のBさん(年収210万円/41歳/フリーランスのデザイナー)
「絶対に誰にも言わないことを前提にすべて貯金に回して、これまでと同じように生活するつもりです。それだけあれば、少なくとも死ぬまで生活できるでしょうから」
○ケース3:
東京都在住のCさん(年収150万円/26歳/アルバイト)
「海外に行ったことが一度もないので、1億円で世界一周旅行をしたい。それと、階段は足が疲れるから嫌いなので、残ったお金は実家にエレベーターを設置する費用に充てたい」
年収200万円前後の、あまりお金に余裕のない人たちの回答は「消費」と「貯蓄」が中心だった。
年収1000万円の人は、健康と投資を重視
○ケース1:
東京都在住のDさん(年収1000万円/34歳/会社員)
「健康のアドバイスをしてくれるパーソナルトレーナーを妻と一緒に雇いたい。健康は一番の資産だから、高額な投資をする価値もあると思います」
○ケース2:
東京都在住のEさん(年収1500万円/41歳/経営者)
「今なら地方の空き店舗を買い取って、何か事業を始める。土地も安いから、大規模なビジネスができると思う。
あとは、今後も訪日外国人の増加が続くだろうから、ビジネスホテルの経営をやってみたいな」
○ケース3:
東京都在住のFさん(年収2500万円/45歳/会社役員兼投資家)
「3000万円の頭金で、3億円分の価値のあるマンションを合計20部屋購入します。年率5%でも回せれば、今後生活に困ることもないでしょう。
あとは普段世話になっている奥さんに2000万円ほど気前良く分けてあげたいですね」
このように、お金持ちは消費ではなく、投資の方に目が向いているのが特徴的だ。
あなたなら、1億円あったら何に使うだろうか? もしお金持ちになりたいのなら投資家目線を養うことは必須であろう。そうすれば、きっと日々のお金の使い方もより有意義なものになっていくはずだ。
プロフィール画像を登録