1千万海外物件

日本の不動産事情に詳しい投資家であっても、海外の物件については守備範囲外の方も多いだろう。今回は、そんな方々に見識を広げていただくきっかけとして、海外の不動産事情をご紹介したい。テーマは自己資金1000万円で購入できる海外の物件だ。

コンドミニアム法が成立間近!

まず注目したのが、これまで外国人が不動産を購入することが許されなかったミャンマー。2016年1月22日にコンドミニアム法が議会を通過したばかりであり、法律が正式に成立すれば、アパートメントの上層階を外国人投資家が購入できるようになるという。

この法案が起草されてから約3年間も議論が続いたことで、ここ最近は不動産マーケットが冷え込んでいたが、今後は再活性化が期待されている。

法案が既存のアパートメントにも適用されるのか、新築アパートメントのみに適用されるのかなど、まだ不確定な部分も多いが、予算1000万円なら首都ヤンゴン市内でどのような物件が購入できるのか、今から予習しておいて損はないだろう。

1

素材提供:FujiRealEstate

左は新築コンドミニアムが急増中の地域Hlaingにある築6年の物件。4階にある1室の価格は900ピャー(約812万円)であり、広さは約56平米(約30畳)、1つのホールと2つのベッドルームを備えている。

右はヤンゴン市が中心となり住宅開発が行う地区Kyeemyindaingの新築物件。5階にある1室の価格は1000ピャー(約902万円)であり、広さは約87平米(約48畳)、1つのホールと2つのベッドルームを備えている。

共にさらなる発展が予想されるヤンゴンのなかでも、特に開発が進んでいる地域の物件だ。今後はコンドミニアム法の成立や国自体の経済発展とともに、価値の上昇が期待できるという。

日本の物件と比較すればお買い得のように感じるが、他のアジアの国々と比べるとどうなのだろうか。そこで次はタイの首都であるバンコクの物件を調査した。


経済発展中のアジア各国の不動産は?

2

素材提供:L’attrait Asia (Thailand) Co,. Ltd.

こちらは2014年に竣工した新興住宅地オンヌット地区の物件。17階にある1ルームタイプ21平米(約11.5畳)の価格は330万バーツ(約1031万円)と少々予算オーバーではあるが、家具や家電が付くのは魅力的だ。

さらにライブラリー、プール、フィットネスジム、ランドリールーム、ゲストルーム、遊技場など多彩な共用施設が併設。階下にはスーパーとカフェもある。スカイトレインのスクムウィット線オンヌット駅から100mと立地も良い。

3

L’attrait Asia (Thailand) Co,. Ltd.
※室内写真はショールームイメージ

タイを代表するリゾート地パタヤの物件にも注目したい。2016年第1四半期竣工予定、45階建てのコンドミニアムで、美しいビーチやパタヤの街並みを一望できる贅沢な環境が自慢。

26階にある1ルームタイプ34.5平米(約19畳)の価格は315万バーツ(約984万円)で、エアコン、ワードローブ、ビルトインキッチン、シャワールームが付帯する。


そして今後の経済発展が期待できる国として、フィリピンもピックアップ。「フィリピンのウォール街」と呼ばれる副都心、マニラ首都圏に属する都市マカティにある物件を紹介したい。

4

TT&V Consultancy Inc.

高級地区「センチュリーシティ」にある2014年竣工の高級コンドミニアムで、54階にある1室の価格は380万ペソ(約890万円)。

28平米(約15畳)のワンルームであり、共用施設としてはラウンジ、フィットネスジム、遊戯室などが併設する。同じ敷地内にショッピングモール「センチュリーシティ・モール」が開業したばかりで、今後は更なる人気上昇が見込まれているそうだ。

アジア各国の相場間隔が少なからず身に付いてきた所で、アメリカにも目を向けたい。

やはりアメリカはスケールが大きい

5

素材提供:中山道子

ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ人口を誇るシカゴ市。築62年、レトロなレンガ造りの一軒家が、3万8500ドル(約430万円)と格安で購入できる。敷地面積は約465平米、建物の広さは約120平米(約66畳)

3つの寝室と2つのバスルームを備える。リフォームの見積もり5万1500ドル(約575万円)。 合計9万ドル(約1005万円)でこれだけ立派な住宅を購入できるとは、さすがは広大な土地を持つアメリカである。

世界各国津々浦々、不動産事情も多彩であり、調べるほどに奥が深いものだ。利便性などにもよるが、タイは21平米=約1031万円に対し、アメリカは120平米=約430万円と、国によって平米単価で約13倍もの開きが出たのには驚きだ。

今回の記事で気になる物件を見つけた方は、ここを入り口として各国の文化や経済などにも目を向け、不動産投資に役立てていただければ幸いである。

○取材協力:

・ミャンマー不動産情報「FujiRealEstate」
http://fujirealestate.asia/

・タイ不動産情報「L’attrait Asia(Thailand) Co,. Ltd.」
http://lattrait.asia/

・フィリピン不動産情報「TT&V Consultancy Inc.」
http://condomakati.net

・アメリカ不動産情報「中山道子ブログ」
http://usa-rei.com/

※日本円はすべて2016年2月24日のレートで換算