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「自己投資って意味あるんですか? 成功者って、本当に自己投資しているものなんですか?」

先日、とある人にこう聞かれました。自己投資とはその言葉の通り、自分に投資するということで、自分に対して、時間やお金などを投資して、将来の成功を求めるという意味です。書店に行くと、棚いっぱいにビジネス書があって、たくさんの本が「自己投資が大切」というメッセージを放っています。

「英語を勉強しよう!」「スキルアップが大切!」「仕事術を学べ!」

自己投資をすると、すぐに成功できそうな気になります。実際のところ、どうなのでしょうか? 30代で年収3000万円を実現した人たちは、どうだったのでしうか?

お金持ちは自己投資しているのか?

まず、肝心の自己投資の内容について詳しく見てから、その答えについてお話していきたいと思います。自己投資の内容としては、以下のようなことがよく言われます。

・書籍
・学習教材(CD・DVD)
・セミナー・勉強会
・資格学校
・英会話
・ビジネススクール

全体的な傾向として、これらのうち上3つの書籍、学習教材、セミナー・勉強会については、30代年収3000万円実現者たちは一般の方たちより、並外れた自己投資をしています

たとえば、書籍を例にとると、全国の20代・30代のビジネスパーソンが過去1年間で読んだビジネス書の平均が3.1冊程度だそうですが、30代年収3000万円実現者への調査結果では平均読書量は月に平均9.88冊、1年間で118.6冊。読書量だけで、大きな差が見られます。

自己投資をしているか? という質問については、一般的な水準と比べると、ものすごい自己投資しているわけです。


お金持ちが「やらない」自己投資とは?

反対に下3つの資格学校、英会話、ビジネススクールについては、ほとんど見られません。なぜでしょうか? それは「目的意識をはっきりさせている」からです。

もちろん、業務上で必要な資格であれば、資格学校に通学していたという話は聞きます。たとえば、30代年収3000万円実現者で税理士の方は、税理士の資格を取るために資格学校に通った経験があります。

ただ一般的な場合、「何のために」という目的意識なしに資格学校に通ったり、英会話を学んだり、ビジネススクールに行ったりします。

「英語の習得には3000時間かかるといわれています。ただ、私は英語を捨てたんです。英語を捨てた分の時間を別のことに使おうと決めたんです」(経営者・人材業界)

もちろん、30代年収3000万円実現者のなかで、貿易業や外資系に従事されている方は英語が必要ですし、英会話を学んだこともあったかと思います。大切なのは、自分にとって正しい目的意識で自己投資しているかどうか、ということです。

また、このようにも話しています。

「自分がどういう方向のことをやっていくのか、自分が何がやりたいのか。そこが重要で、その方向に絞って、全部の時間を投入していく(ことが大切です)

つまり、自分にとって正しい目的での自己投資は有益で成功につながるが、目的意識のない、自分にとって正しくない目的での自己投資では意味がないというわけです。

その他、お金持ちならではの自己投資とは?

他には「人と会う」という自己投資もあります。自分の尊敬できる人、学びのある人などと、食事代、移動費、時間を使って会うということをされていました。他には視察旅行がよく聞かれます。遊び半分もあるのかもしれませんが、ビジネスの参考になる視察のために出張をされる方は多いです。

たとえば、地方に住んでいる人が東京に視察に行ったり、東京の人がアメリカやヨーロッパに視察に行ったり、また、よくあるのが同業他社や類似業種で成功している会社に視察に行ったりが、よく見られます。

世界的なコーヒーショップチェーンのスターバックス創業者のハワード・シュルツは今有名なカフェという構想を実現するためにイタリアにコーヒースタンドの調査に行き、500軒近いエスプレッソ・バーを訪問したそうです。また、30代年収3000万円実現者のなかにもこのような話をされる方もいます。

「ゼロの状態から、何もわからないまま起業して、会社を経営していました。

最初は『(経営者向けのセミナーには)本当に価値があるのか?』と疑っていましたが、たまたま知ったセミナーに参加してみて、『なるほど、こうやって経営すればいいのか!』と学ぶところが大きかったので、今では勉強を欠かさないようになりました」(Fさん・サービス関連)

あなたも、人生の目的に沿った「正しい自己投資」を見つけ、実践していただければ幸いです。