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不動産投資をするなら、借主のニーズを知っておくことは必須だ。中でも、立地条件は決め手ともなる重要なポイント。駅やスーパーまでのアクセス、近隣の騒音、公園など緑の多さなど、何を求めるかは人それぞれである。

小さい子供がいるファミリー層にとっては、最近話題になっている保育園の待機児童の数なども重要視されているようだが、小学校の「学区」も大事なキーワードとなっている。今回は「学区による都内の人気エリア」に的を絞って調べてみた。

教育熱心な家族には、「学区」が決め手となることも!

まずは、実際に学区を気にして物件を決めたという、文京区在住の鈴木春美さんに話を聞いてみた。現在8歳の娘を持つ専業主婦で、夫と3人で暮らしている。

「それまでは2LDKに住んでいましたが、子供部屋をつくるために、娘が5歳の時に引越しをしました。

物件選びで最も気にしたのは、やはり子供を取り巻く環境です。治安がいいのはもちろん、公園や図書館などが近くにある立地。そして何より、希望していた小学校に入れる学区を選びました」

その小学校は、数ある公立小学校の中でも良い環境で学べるとのこと。幼稚園のママ友達や、インターネットや不動産会社から仕入れた情報を参考にしたそうだ。

私立や国立の小学校が多くある地域なら、公立小学校のレベルも高いそうなんです。私立を目指していたけれど、残念ながら落ちた子供たちも通うので、全体的に底上げされるんでしょうね。

私は初めての子育てなのであまり詳しくはありませんが、学力はもちろん、生活態度も他の学区と比べて良いそうです」

私立や国立の小学校が多くある地域をインターネット調べてみると、鈴木さんが住む文京区や、千代田区、世田谷区などが挙げられていた。その中から入学したい公立小学校を決めて学区を調べるのだが、こんな失敗談もあるそうだ。

「ママ友の話なのですが、希望の小学校の近くに引っ越したものの、近所にあった別の小学校の学区内だった、という失敗談があります。小学校の地名と住所が同じだったので、安心してきちんと調べなかったんですね。地図や地名だけでの判断は危険です」

せっかく学区を条件に引っ越したのに、希望の小学校に通えないなんてことは絶対に避けたいところ。あらかじめ区役所に確認を取っておけば確実だろう。

学区で人気のエリアはどこ?

鈴木さんのお話を踏まえて、もう少し具体的な情報収集をしてみた。

例えば品川区には公立の小中一貫校があり、区内であれば全域から選択することができる(平成28年度入学)。9年間でひとまとまりという先進的な教育プログラムには本格的な体験学習が含まれており、多くの注目が集まっていそうだ。

また、具体的に学区を絞っていくと、やはり中学受験に有利な小学校が人気の様子。受験に協力的だと言われているのは、例えば「目白小学校」や「番町小学校」、「麹町小学校」などがある。中でも「番町小学校」は、昔から名門だと知られている公立小学校だ。

中学受験以外にも、設備の充実さやクラスが少人数制であるかなど、保護者が気にしているポイントはいくつかあるとのこと。不動産投資をする際に立地条件の良し悪しを知るためには必要な情報だ。

正確な公立小学校の良し悪しがまとめられているわけではないので、あくまでも噂を収集するしかないが、ファミリータイプの物件を人気学区のエリアに購入することも、検討してみてはいかがだろうか。