楽待コラム9月_sunabesyou-Fotolia

写真© sunabesyou-Fotolia

みなさん、こんにちは! 不動産投資専門税理士の叶です。今回は、物件を購入するときに掛かる諸費用や税金について解説します。

諸費用にはどんなものがあるのか?

不動産投資を始めて、良い物件を見つけ、融資が無事に下りると、いよいよ物件購入となります。ただ、物件購入時には様々な諸費用や税金が掛かります。

これらを把握していないと、思わぬ支出に対応できず、資金繰りが行き詰る可能性もあります。では、物件購入時の諸費用や税金にはどのようなものがあるのでしょうか?

次の条件で物件を購入した場合に掛かる諸費用や税金について、一つずつ見ていきましょう。

物件金額

1億円

融資金額

1億円

固定資産税評価額

土地3000万円、建物5000万円

 

(1)仲介手数料

仲介手数料とは購入物件を仲介してもらった不動産仲介会社さんにお支払いする手数料です。ほとんどの場合、この仲介手数料が諸費用の中でもっとも大きくなります。仲介手数料は宅建業法で上限が決められていて、物件の売買金額に対して、次の金額が掛かります。

・200万円以下の場合は5%とその消費税
・200万円~400万円の場合は4%とその消費税
・400万円を超える場合3%+6万円とその消費税

物件金額1億円の場合だと、3,304,800円が必要になります。

(1億円×3%+6万円)×消費税1.08=3,304,800円

ただし、請負契約で新築を建てる場合は、建物分の仲介手数料は原則として不要です。

(2)登録免許税

登録免許税とは、不動産の所有権を登録するために必要な税金です。購入による所有権移転登記の場合は、土地の固定資産税評価額に対して2%、建物の固定資産税評価額に対して2%がかかりますが、土地の登録免許税は、平成29年3月31日まで1.5%と軽減されています。

平成29年3月31日までに購入した固定資産税評価額が土地3000万円、建物5000万円の物件の場合だと、145万円が必要になります。

土地の固定資産税評価額3000万円×1.5%=45万円
建物の固定資産税評価額5000万円×2%=100万円
土地登録免許税45万円+建物登録免許税100万円=145万円

(3)抵当権設定費用

これも登録免許税の一つです。銀行から借入をすると、銀行はあなたが借入金を返せなくなったときの担保として、不動産に抵当権を設定します。抵当権を設定するときには、債権金額の0.4 % の登録免許税がかかります。借入金1億円の場合は、40万円が必要になります。

債権金額1億円×0.4%=40万円