平均価格_beeboys-Fotolia

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ビジネスシーンで必要なスーツやネクタイ。品のある着こなしをすることで、相手へ与える印象はグッと良くなる。しかし、良い物はやはり金額もそれ相応で、必要なものとはわかっていても、なかなか手が出しづらい。

そこで今回は楽待の読者を対象に、普段身に着けているビジネスアイテムにどれだけお金を掛けているのかアンケートを実施。年収ごとにその平均価格は変わってくるのか調査し、その結果を報告する。アンケートには310名が回答した。

スーツ(上下)の場合

・年収300万円未満

30万円以上

0%

20万円以上

0%

10万円以上

9.1%

7万円以上

0%

5万円以上

9.1%

3万円以上

13.6%

3万円未満

68.2%

 

・年収300万円以上1000万円未満

30万円以上

0%

20万円以上

0%

10万円以上

4.2%

7万円以上

4.7%

5万円以上

18.4%

3万円以上

32.6%

3万円未満

40.0%

 

・年収1000万円以上

30万円以上

1.0%

20万円以上

3.1%

10万円以上

11.2%

7万円以上

9.2%

5万円以上

23.5%

3万円以上

24.5%

3万円未満

27.6%

まずはビジネスグッズの筆頭であるスーツ。年収300万円未満の人たちは、7割近くが3万円未満に抑えている一方で、高収入帯は30万円や20万円のスーツを持っているなど、その差は顕著。低価格のスーツも持っているが、その割合は他と比べると明らかに少ない。


ネクタイの場合

・年収300万円未満

5万円以上

0%

2万円以上

4.5%

1万円以上

4.5%

5000円以上

9.1%

3000円以上

13.6%

1000円以上

22.7%

1000円未満

36.4%

未回答

9.1%

 

・年収300万円以上1000万円未満

5万円以上

0%

2万円以上

1.6%

1万円以上

4.2%

5000円以上

16.8%

3000円以上

27.9%

1000円以上

30.5%

1000円未満

16.8%

未回答

2.1%

 

・年収1000万円以上

5万円以上

1.0%

2万円以上

0%

1万円以上

27.6%

5000円以上

20.4%

3000円以上

24.5%

1000円以上

13.3%

1000円未満

12.2%

未回答

1.0%

ネクタイもスーツ同様年収による格差がよく見える。年収300万円未満の人が最も多く購入しているネクタイは1000円前後だが、その価格帯は年収が増えるにつれ3000円や5000円へと上昇している。


バッグの場合

・年収300万円未満

50万円以上

0%

20万円以上

4.5%

10万円以上

4.5%

5万円以上

0%

3万円以上

9.1%

1万円以上

22.7%

1万円未満

59.1%

 

・年収300万円以上1000万円未満

50万円以上

0%

20万円以上

0%

10万円以上

0.5%

5万円以上

11.1%

3万円以上

18.4%

1万円以上

34.7%

1万円未満

35.3%

 

・年収1000万円以上

50万円以上

1.0%

20万円以上

0%

10万円以上

9.2%

5万円以上

22.4%

3万円以上

23.5%

1万円以上

28.6%

1万円未満

15.3%

続いてはビジネスバッグの価格。他のビジネスグッズを含めても最も高額な50万円との回答も見られた。やはり年収300万円未満の人の値段も偏差値は低く、年収が上がるにつれ割合が分散。偏差も移り変わっているのが読み取れる。


ビジネスグッズに掛けるお金には満足している?

続いての質問は「これらのビジネスグッズにお金を掛けているほうだと思うか」というもの。回答とそれに対する理由も合わせてご紹介する。

・年収300万円未満

はい

9.1%

いいえ

86.4%

未回答

4.5%

 

・年収300万円以上1000万円未満

はい

15.8%

いいえ

84.2%

未回答

0%

 

・年収1000万円以上

はい

22.4%

いいえ

76.5%

未回答

1.0%

総じてビジネスグッズに掛けるお金は満足していない人が大半のようだ。しかしその割合も年収が増えるにつれて減少し、十分と考えている人の割合が大きくなっていることがよく分かる。

「はい」と答えた人の理由としては、

・「こだわりのスーツや靴を中心に購入しているため」(年収2000万円以上)

・「普段スーツを着る職業ではないが、人前に出るときにはきちんとしていたい。自分にも自身が持てる。後輩に教える立場なので(威張りたくはないが)憧れられる存在でいたい」(年収2000万円以上)

・「ある一定以上の金額のものは大切に扱えば長持ちする。あまりに安価すぎると長く使えない」(年収700万円以上)

・「第一印象は持っているものや身なりで判断されるから」(年収500万円以上)

などが見られた。取引先やお客様に対するマナーだと考えている人が多く、長く使えるものなどこだわりを持って選んでいるようだ。反対に「いいえ」とした人の理由は以下のとおり。

・「外見より中身を磨いたり、かわりに投資資金にしたりしたいから」(年収1000万円以上)

・「一度買ったら、なかなか買い替えないので、トータルで見てお金をかけていない方だと思います」(年収500万円以上)

・「必要だとは思うが、単価を下げて数があったほうがいいと思うから」(年収500万円以上)

・「脱サラして細々と個人事業するようになって以降、『B to B』の同じ立場に立つ頻度が減ったからかもしれません」(年収300万円未満)

一つ一つを大切にしたり、数を揃えるため安価なものを選んでいたりする人が多い。また、ビジネスシーンの必要性を感じていながらも、「機会がない」、「スーツを着ない仕事」などの意見が多く見られた。

今回のアンケート結果から、やはり年収とビジネスグッズに掛けるお金には関係がある事がわかった。印象や物持ちを考えると、自然とお金は掛ける必要がある。

「必要だが買えていない」という人は、ぜひ資産運用などで収入を増やして、金銭的に余裕を持たせたいものだ。