立退交渉_crescendo-Fotolia

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こんにちは。銀座第一法律事務所弁護士、鷲尾です。

今回は、所有する築38年の木造アパート建替えのために入居者に立ち退いてもらいたいが、どのように説明したらよいかというご相談です。

 

現在、築38年の木造アパートを所有しています。建物が老朽化している上、入居率も悪い(8室中2室)ため、建て替えを検討しています。入居者にはどのように説明して、立ち退いて頂けば良いのでしょうか? ちなみに、見た目はボロボロですが、特段大きなトラブルもないため、説明しづらいと考えています。

老朽化した賃貸物件は競争力が低下する

建物の老朽化が進行したまま手を入れないでおくと、周辺の築年数の新しい物件に比べて賃貸物件としての競争力が低下してしまいます。そうなると、入居者を確保することが難しくなっていきます。

また、税務上の法定耐用年数(木造建物は22年)を経過してしまうと、減価償却費を経費として計上することができなくなり、税引き後のキャッシュが減少するというデメリットもあります。

そこでご相談者のように建物の建て替えを検討する必要が生じてくるわけですが、その際、入居者にスムーズに退去してもらえるかということが大きな問題となります。