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こんにちは。著者、特許翻訳者、そして不動産投資家の星野陽子です。

さて時々、私は「女性でも、不動産投資で成功できるのか」という質問をされます。

私の答えはもちろんイエス!

ミドルリスク・ミドルリターンと言われる不動産投資は、概してリスクを取りたがらない女性に向いていますし、女性らしい柔らかな物腰のコミュニケーションやきめ細やかな気遣いなどは不動産賃貸業(大家業)に適しています。

男性よりも賃金が低く寿命が長い女性のほうが、お金のことを真剣に考え、不動産投資などで成功してお金に困らないようにするべきと考えています。

周りの女性大家さん達は投資用不動産を相続したり、親が投資用不動産を持っていたりという「受け身」的に不動産賃貸業に関わっている人が多いです。

でも最近は、自ら積極的に不動産投資に取り組む女性が増えています。結婚していてもしていなくても、また年齢に関わらず。そんな女性達をほんの少しですが、ご紹介いたします。

女性投資家4人から見る不動産との付き合い方

(1) 資金3万円で46万円も稼げた!【高橋洋子さん】

『3万円からの民泊投資術』の著者の高橋洋子さんは、自宅の一室を旅行者に貸すことによって、報酬を得ています。いわゆる不動産投資とは違うかと思いますが、不動産を利用した様々なサービスが生まれていますので「部屋を貸す」ということを経験してみるのもいいと思います。

借り手は旅行者がほとんど(しかも外国人)なので、会ったこともない人を家に入れたり、日本語を話さない人とのコミュニケーションに抵抗がある方は向いていないかもしれません。

逆に様々な国の人たちとの出会いを楽しめる人にはプライスレスの体験ができ、お金を得ることもできる素晴らしい方法かと思います。


(2)   パート主婦が戸建てオーナーに!【主婦大家なっちーこと舛添菜穂子さん】

舛添菜穂子さんは、「パート主婦の属性で、融資なしからはじめるという再現性の高い手法」(ご本人のプロフィールから)で、つまり、主に中古の戸建てを現金で購入して家賃収入を得ていらっしゃいます。

探せば安い戸建てがあるものです。借金を嫌がる女性は多いので、借金をせずに現金で購入できる価格の物件で、地に足のついた不動産投資をするのも良いでしょう。

(3) 妊娠中も不動産投資を【ひとみさん】

拙著『貧困OLから資産6億をつかんだ「金持ち母さん」の方法』でご紹介している、ひとみさんという女性は、ご主人が大工さんで福利厚生がなく収入は天候や健康状態によって左右されるため、経済的な安定の方法を模索し、不動産投資にたどり着きました。

ひとみさんは貯金をしながら不動産投資の勉強をきちんとして、日本政策金融公庫から融資をうけ、再建築不可の物件(5LDKの戸建て+4戸のアパート)を購入されました。

その当時、ひとみさんは妊娠中で、大きなお腹でペンキを塗っていたのを思い出します。戸建てはかわいらしい女性専用のシェアハウスとして生まれ変わりました。

融資の返済や諸々の経費を差し引いた後に残る現金は少なくありませんでした。赤ちゃんを出産したばかりの忙しい女性でもきちんとした収入を作れるものです。

(4) レバレッジをかけた大胆な投資を実践【逢坂ユリさん】

なにかを達成したい時には私は必ずメンターを探します。実際に個人的なメンターになってもらえる場合もありますが、本の著者をお手本にすることもあります。

『夢と幸せを実現するお金のつくりかた』の著者の逢坂ユリさんは後者のケースです。

当時は珍しく、独身の女性でレバレッジをかけて不動産投資をなさっていたため(当時は10億円)、自分の目標に近い女性だと思いました。私は物件の探し方、積算評価額の出し方、銀行との交渉、リスク対策などを本から学び、モチベーションを下げないよう(目標を達成できるよう)に本を持ち歩いていました。

どのやり方がよいのかということは、人それぞれです。自分や家族の資産や、リスク許容度や、どんな人生にしたいのかなどによって変わってきます。お金の不安を解消できる手段のひとつとして賢く不動産投資ができるといいと思っています。