なこさん

「はじめは不動産投資に全然興味がなくて、お金持ちのおじさんがやることだと思っていました」と語るのは、平成生まれの「OL大家なこ」こと奈湖ともこさん。

現在25歳の奈湖さんは、飲食コンサルの仕事をしながら、戸建てとアパート合わせて4物件を所有するオーナーだ。不動産投資を始めるきっかけは、彼女が大学在学中に訪れたという。

タワマン住まいを断念し、偶然参加したセミナーが転機に

「当時、タワーマンションに住みたい! という憧れがありました。両親に保証人になってもらおうと思ったのですが、反対されてしまって。『せっかく高いお金を出すなら物件を買った方が得だから、まず不動産投資の勉強会に参加してみない?』と母親に提案されたんです。

そのときは投資に興味がなかったのですが、いずれは購入することになるかもしれないから、一応勉強しておこうと思って話を聞きに行ったんです」

そのとき奈湖さんが参加したのは、「サラリーマンから不動産投資家になる」というテーマのセミナー。当時、大学に通いながら並行して仕事もしていた奈湖さんは、遠い存在だと思っていた投資家に自分もなれる、ということをそのとき初めて知ったという。

結局タワーマンションに引っ越すことはやめ、実家に戻り不動産投資の勉強を始めた。

「同じ投資でも、株やFXは実体がないものなのでちょっと不安だったんです。でも不動産は実際に建物の実体があるので安心できたというか、きちんと勉強して物件を選べば失敗は少ないのでは、と思いました」

「あなたが家を買うの!?」 21歳で1軒目を購入するまでの長い道のり

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とはいえ当時、奈湖さんは21歳の大学生。物件を購入するのも、そう簡単にはいかなかったそうだ。

「不動産屋に行って『私が買います』と言うと『えっ! あなたが?』という反応がほとんど。あまり相手にされないというか、視線が痛かったです。それが嫌で、母と一緒に不動産屋を回っていました。

いくつかの金融機関にも相談に行きましたが断られ、融資を受けられるかも不安でした。知り合いの投資家さんに日本政策金融公庫の担当者の方を紹介していただき、ようやく借りることができたんです。

公庫からはリフォーム代込みで2200万円融資していただき、横浜市の2100万円の木造アパートを購入しました。物件を探し始めてから、実に9カ月後のことです」

その後も1年に1棟のペースで物件を購入。現在は木造アパート2棟、戸建て2棟を所有し、利回り10~15%で運用している。奈湖さんが物件を選ぶときのポイントは、以下の2点だ。

(1)奈湖さんの自宅から車で2時間以内の、神奈川県内の物件であること
(2)築古(築20年超)の物件であること

ボロボロの建物を、外装がひどくない場合は内装だけフルリノベーション。周辺の新築物件の相場より少し安い程度、築古の物件では考えられないような良い金額で貸すことができる。内装は新築とほとんど変わらないため、借り手がつきやすくなるのだそう。