今年も寒いですね。休みの日もお出かけする気が失せてしまいます。
でもそんな日は非日常を求めてラブホテルに遊びに行ってはいかがでしょうか。広い風呂でダラダラ過ごすのも最高です。
外出が減る冬は概して売上が落ちるので、イベントが豪華だったり、サービスが良くなったりすることもありますよ。
さて、ラブホテルといえど所詮はホテルです。休憩があることを除けば、実は普通のホテル経営とさほど変わりません。今回はラブホテルの設備や特徴に焦点を当ててポイントをご紹介しましょう。
利用者視点でマジメにエロを考えてみよう
○エロビデオ(ビデオオンデマンド、チャンネル放送)
何はなくとも必須の設備です(大真面目)。やはり大きなテレビとエロチャンネルはムード作りに欠かせません。
エロビデオの配信にはいろいろな方式があり、古くはチャンネル配信されてしましたし、今ではインターネット経由でたくさんの番組を選べるビデオオンデマンド(VOD)が主流です。
私たちが購入できるレベルの古いホテルであれば、チャンネル配信方式だと思います。物件購入後、改修をするのならエロビデオは優先順位の高い設備です。
無線インターネットとVODを導入しましょう。部屋数や構造にもよりますが、だいたい数百万円前半の投資になると思います。
○大人のおもちゃ自販機
絶対必須ではありませんが、ラブホテルのメイン副収入(?)と言えます。ちなみにラブホテル経営者になると多くのラブグッズ業者から営業を受けるようになりますよ。彼らからもらうカタログを見ているだけでも結構楽しめます。
いえ、性的な意味で楽しいという意味ではなく、原価がわかるからです。
実はラブグッズはかなり利益率が高いので、重要な収入源となります。もちろんフロントでの対面販売も可能ですが、お客様も「『極太伝説』を一本」とか従業員にオーダーするのはかなりハードルが高いと思いますので、投資余力があれば自販機を設置するべきかと思います。
物販の自販機本体は1台数十万円と高いですが、密室ゆえに買いやすいため、良いときだと月に数万円/台の利益が出ます。
○エロい照明、謎のエロい設備
個人的にはあまり必要ないと思っていますが、どの物件を見ても必ず真っ赤な照明や、レインボーに変化する謎のエロい照明がついています。しかもだいたい全然ムーディーじゃありません(光るシャワーヘッドなどのエロ設備も……)。しかも15室あたり年に1、2回は故障します。
必要性を疑う設備が故障するのは癪ですが、修理代も数万円程度と大してかからないので別にいいかなと思っています。
とはいえ、照明は非日常の雰囲気を醸し出すのに低コストで効果が高い設備ですので、リフォーム時は照明を積極的に検討してみても良いかもしれません。
管理をラクに、設置設備を非日常的に
○コンピュータ、集金システム
集金は一番面倒な作業です。もちろん手動回収も可能ですが、なるべくシステム化したいところです。
古いラブホテルだと市販のパソコンを改造した化石のような客室管理システムを使っていることが多いです。これはドアの開閉と部屋の状態を知るだけの機械です。
私たちが購入するホテルはだいたいこんな感じですが、特に不具合がないようでしたら、壊れるまで使い続けるのが良いかもしれません。
最新式だとインターネット経由でリアルタイムに管理ができるタイプまであり、間違いなく手間もかからず人件費も抑えることができるはずです。この業界ではアルメックス社が有名ですが、規模によっては1000万円を超えるため、少なくとも私が持っているような低価格のホテルには導入は難しいと思います。
○広くて魅力的な風呂
お風呂はラブホテルのキモと言える設備です。あまり凝る必要はないですが、ある程度の広さと大きなバスタブは必須かと思います。最近だと浴室テレビや暖房が入っているものも多いです。
1部屋数百万円はかかるジャグジー仕様も多いのですが、実はジャグジーはよく故障する代物です。中古を買う場合は古い設備を受け継ぐため、修理費がかかる可能性も考慮しましょう。
非日常の究極のエロ設備を考える
ラブホテルはメイクラブの「場」だけでなく、非日常的な「経験」を提供できれば、話題にもなりますし、一定のファンがつくこと請け合いです。
これがラブホテルの真骨頂になるかと思いますので、自宅ではできないプレイ経験の場を提供してあげましょう(導入可能な設備は営業許可次第ですので、導入時は気をつけてください)。
例えば、マットプレイというのはどうでしょうか。なかなか自宅にエアマットを置くことはできませんよね。
ラブホテルなら広いお風呂とローションで、風俗プレイも可能です。これはたいしてコストがかからないのでおすすめです。
エアマットは数万円、安ければ1万円ちょっとですし、ローションなんかは安いものです。にも関わらず人気の設備です。よく穴が空いてしまうので、メンテナンスだけはしっかりしましょう。
他には、SM拘束具なんかも人気があります。これは絶対自宅では設置できない設備である上に愛好者が多いようで、特別価格を設定しても指名されます。フロントと顔を合わせないで利用できるラブホテルこそ、こういう嗜好性の高い部屋が向いています。
ちなみにSM拘束具っていくらくらいするかご存知ですか? アダルトグッズのカタログによると壁に拘束するタイプであれば数万円後半から、大型のぶら下げ型のものでも20~40万円程度です。1日3000円余分に稼げば2、3カ月で回収できますね。うまくやれば利回り100%超えのリフォームです!
どうですか、なんだか面白そうだと思いませんか? そう、ラブホテル経営は「楽しい」のです! 楽しさを求めてアパート経営からホテル経営へと、一歩踏み出してみましょう。
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