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ソプラノ大家さんになってから人生が大きく変わった私にとって、「大家さん」という仕事は毎日が新鮮でした。

例えば、不動産業界、建築、大工さん……。細かいことをいえば「利回り」や「満室」なんて言葉も、あのまま普通に主婦として生活をしていたら一生知ることはなかったと思います。

どの世界でも同じだと思うのですが、いざ新しい世界に飛び込んでみると、見えてくることがたくさんありますし、どんなに些細なことでも特別に感じるものですよね。この時私が強く感じたことは、大家さんという仕事は「女性にむいている」ということでした。

当時、主婦として家庭にいた私は、物件や不動産業者さんで見かけるディスプレイや物件紹介などの掲示物について単純な疑問がありました。

「どうして可愛くないんだろう……?」

赤い手書きで家賃の金額、間取り、立地が書かれているだけで、一瞬見ただけでは惹きつけられる印象は全くありませんでした。

それまで私は、日常的にカフェやレストラン、美容院、サロン、雑貨屋さんで可愛い内装やポスターやチラシを見ていましたので、不動産業界で目にするものが「機械的」で、「ちょっと古いな」と感じたのだと思います。

後日、それは、男性が多い業界という特性によるものだということがわかりましたし、今では単純に数字などを見て「これは掘り出し物だ!」と感じるようになりました。

このように、こんな小さいことにも女性の感性が生かされるのなら、住居空間にはもっともっと素敵に女性のセンスが反映させられると思うのです。

これからのコラムでは、不動産投資において私が実際に感じた、女性に向いている仕事やライフスタイルについて、数回にわたって綴っていきたいと思います(*’▽’)♪

「ちょっとこわいイメージ」があった不動産投資

初めて「不動産」という言葉を耳にすると、一瞬身構えてしまう方が多いと思います。私も全く同じでした。

子どもの頃から街の不動産屋さんを見ると、窓には「○○市アパート5万円」と手書きされた特殊な張り紙がされていましたし、窓から見える店内にはだいたい、スーツを着た白髪まじりの年配男性がいて、楽しそうに笑いながら電話で話していました。

また、たまにテレビドラマで見かける不動産屋さんの人は、パンチパーマにセカンドバッグを持っていて、ギラギラと怖い印象がありましたので、私は子ども心に「一生入ることがない世界だなぁ」と思ったものでした。


それから大人になるまでその光景は忘れていたのですが、2003年に25歳で結婚後、久しぶりに「不動産」という言葉を聞くことになりました。

当時、夫の母は築30年の古いアパートを所有していました。毎月自宅には通い帳(品名・数量・金額などを記入して、金銭を支払うときの覚えとする帳簿のこと)を持って入居者さんがお家賃を持ってきていましたし、自主管理をしていましたので、物件の修繕や未納お家賃の回収なども義母が一人でやっていました。

時には、猫を10匹くらい飼ってしまった入居者さんがいて、周りから苦情がきたこともあったそうです。そんなトラブルも一人で解決し、修繕も今でいう「分離発注」をするなど、結構やり手な女性大家さんだったと思います。

そんな義母でしたが、私が夫と結婚した時には、すでに高齢でパーキンソン病を患っていましたので、すぐに介護が必要な状態になりました。そこで、夫と私がアパート管理を引き継ぐことになったのです。

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引き継いだアパート

久しぶりの「不動産屋さん」は……?

私たちはすぐに「自主管理」が大変だということに気が付きました。やはり、他に仕事を抱えながらアパート管理をすることは、物理的にも心理的にも負担が大きかったと思います。そこで、以前自宅を建ててくれた不動産屋さんにアパート管理をお願いすることにしたのです。

それからというもの、本当にラクでした。今までの細々とした作業や、急なトラブルで気を揉むようなこともなくなりました。

そして、私が久しぶりに入った「不動産屋さん」も、制服を着た若い社員さんからベテランの方まで多くの人が働き、以前子どもの頃に感じた「特殊な雰囲気」はもうありませんでした。

そんな中で管理契約を結び、それから数カ月後に古い物件を新築に建て替え、その4年後には私自身が3棟18室の中古物件を購入することになったのです。

このように、私が飛び込んだ「不動産投資の世界」は、そんなに大きなハードルや心理的負担もなく、すんなりと自然に入ることができました。

よく講演会などで「最初は怖くありませんでしたか?」という質問を受けますが、私は、「入ってみると自然な世界でしたよ」とお答えしています。「百聞は一見にしかず」ということわざがピッタリで、思い切って一歩足を踏み入れてみると、意外と簡単ですぐに馴染めるものです。

最初は、「ちょっとこわいイメージ」があった不動産投資は、実はそんなことはなかったというわけです(*’ω’*)

次回のコラムでは、女性に向いている理由について、私が大家業をする中で気づいたことにつて綴っていきますね。