女性座談会1からつづく)

女性座談会2

——私は今独身ですが、いずれは相手を見つけて結婚したいと考えています(願望)。その際、パートナーにいつ、どのように不動産投資のことを打ち明けようかと考えています。

相手に理解してもらえず別れてしまった、という話も聞きますし……。内本さんは、最初の方はご主人に秘密で購入していたとのことですが、やはり言いづらさがあったのでしょうか。

内本さん

そうですねぇ。

私は、結婚してからもお財布は別にしていました。普通は、食費などを奥さんに預けると思いますが、うちはまったく別。一応分担で、住宅ローンはそれぞれから引く、光熱費は主人、旅行は私、と分かれていますけど、基本的に自分の買いたいものは自分で買っていました

ただ、さすがに「マンションを買う」と言ったら反対されると思ったので(笑)、折を見て言おうと思っていました。

けど、言うタイミングがなかった(笑)。結局、クローゼットの登記簿謄本が主人に見つかってしまい「これなんや?」と聞かれてしまいました。

——そこでバレてしまったのですね。でも運営は順調でしたし、悪いことではないと思いますが……ご主人はどんな反応だったのでしょうか。

内本さん

「銀行に預けているよりいいと思った」と、収益についても説明しました。でも主人は、「なんでそんなことすんねん」と、聞く耳を持ってもらえませんでした。

——そうですか……。

内本さん

でも既に買っているし、主人も認めざるを得ない感じ。

一同

(笑)

内本さん

「あなたからお金をもらってやっているわけじゃないし」ってね。

——自立してやってらっしゃるから、言えることですよね。

内本さん

自分の財テクみたいなもんですから。

なっちーさん

財テク……規模が大き過ぎですけど(笑)。

内本さん

不動産仲介業者が作ってくれた収支計画書や、自分のシミュレーション表を見せて「絶対プラスや!」と言ったけど、「そんなうまい話があるか」と。

——全く受け付けてもらえなかったのですね。でもそれで、自分だけでやる決心がついたのですね。

内本さん

「はいはい、分かりました。自分でやります」って。

——実際収益上げていますし、現在は肯定的になってきましたか。

内本さん

今も反対していますよ。主人に黙って著書を出版したのですが、どこかから漏れ聞こえたりするらしく、酔っぱらったときに、「ほんま本出して」とか「テレビ出て」とか言っていました(笑)

今でも嫌がっているので、家では不動産の話題には触れないようにしています

どっちがいいかですよね。

もし主人と二人でやって、「この物件はあーだこーだ」と口出しされるのも嫌なので、今自由にできるからいいかなと思います。

——自分一人だけでも、不動産投資をできなくはない、ということですね。

内本さん

夫や奥さんが反対するからできないという方がいますが、私は「協力してもらわなくてもできますけど」と思いますね。

五十嵐さん

日本政策金融公庫もありますしね。普通の銀行は色々と要求してきますけど、公庫なら個人保証を減らす方向で動いているし。ご主人の保証がなくても、女だけでもできます。

なっちーさん

多分……言い訳にしているかもしれないですね。

ご主人に反対されたことを、自分ができない理由にしている人もいると思う。

内本さん

そこを、やめるか、やるかですよね。

——なっちーさんも、初めご主人は、あまり不動産投資に協力的ではなかったのですよね?

なっちーさん

今も全然協力的じゃないです(笑)。

性格も違い、すごくこわがり。サラリーマンなので、会社にバレてしまうのではと心配しています。

主人を説得してやろうと思ったら何十年もかかってしまいそうだし、自分の貯金を使ってやる分には、迷惑かけなければいいでしょ、と思ってやっています。

それと、普段からあまり意見の対立や反対をしないようにしています。リフォームとか頑張ってやっている話もちょこちょこするけど、「あなたが働いてくれているから私はできる」と言うようにしています。

一同

すご~い!

——ちゃんと相手を立てているのですね!

なっちーさん

本当に、彼が会社で働いてくれているから、私もできているので。

——自分が好きなことに打ち込めているのは、ご主人のおかげだと。

内本さん

そういえば主人に、「いいな、おまえは。好きなことやれて」と酔っぱらいながら言われましたね。

五十嵐さん

好きなことすればいいのにね(笑)。

内本さん

「あんたも好きなことやればいいやん」って言いましたけど。

なっちーさん

サラリーマンとして働いているから、会社で働くのが当たり前なのでしょうね。

内本さん

決まったレールの上しか走れなくなってる。

なっちーさん

それしかないと考えていますよね。会社でどれだけ上にあがっていけるかに、時間とお金をかけている。主人は本を買って勉強しているのですが、何のためかと聞いたら、出世するため。私が横から口出しして彼の考えを変えるのは、すごく難しい。男性なので。そっちはそっちでいいわ、と思っています(笑)。

内本さん

割り切りやな。

——結婚する上で、お互いの価値観の共有は大事だと思っていましたが、真逆の価値観でもやっていけるのですね。

なっちーさん

夫婦は所詮他人なので、全く同じ考えって無理だと思うんですよね。

内本さん

人を変えようと思っても、無理ですよね。

なっちーさん

あきらめというか、割り切りが大事かなと(笑)。

——勉強になります! 五十嵐さんは、不動産投資に対するご主人の反応はいかがでしたか。

五十嵐さん

うちはあまり反対されていないですね。

子どもを大切に育てたい、一人で稼ぎたいと思い、会社を辞めることを決めて。辞めるとサラリーマン属性で借りられなくなるから、主人に「属性を、サラリーマンという信用を貸してください」とお願いしました。お金の管理は自分でやるからと。私は主人のおかげでできています。

——内本さん、なっちーさんに比べ、五十嵐さんのご主人は協力的ですが、何か事前にお話しなどされていたのでしょうか。

五十嵐さん

特にしていないです。それまで私が、仕事も子育てもがむしゃらにやって、疲れ切っているのを見ていたから、認めてくれたのだと思います。

会社を辞める前は、朝、主人と私で手分けして3人の子どもを保育園に預けに行き、夜は私が定時で上り走って電車に乗り、下の子を保育園に迎えに行った後、上の子を迎えに行っていました。帰ったら一生懸命ごはんを作って……と、ずっと走っているような感じ。土日は大家のことがあればやらなきゃいけないし。

——単に「不動産投資を始めたい」というだけでなく、「もっと家族と一緒にいたい」という気持ちも伝えて、納得してくれたのでしょうか。

五十嵐さん

気持ちを伝えて、お金が入ってくる仕組みだから、と不動産投資のロジックを説明しました。

主人も私と同じで仕事が会計畑なので、お金の流れを分かっていたのも大きいと思います。独立して事業をすることに対して、理解がありました。

ただ、やってと言ってもやらないですよ。手伝いをお願いすればやってくれるけど、基本的にはノータッチ

——そうなのですね。3人のお話しを伺っていると……男性って結構こわがりなんですかね。

五十嵐さん

結果重視の方が多いですよね。先がちゃんと見えていないと動けないという人も多いのではないでしょうか。

——女性の方がアクティブな感じがします。

なっちーさん

柔軟な気がします、女性の方が。

五十嵐さん

女性の方が物件の買い付けが早いと、不動産仲介業者から聞きますね。男性は、利益がどうなるか色々考えて……その間に、女性大家さんが買い付けを入れちゃう(笑)。女性だと直感で決めるところもあると思います。男性の方が、守らなきゃいけないものが多い、ということがあるのかもしれないですけど。


原発リスクをどう考える?

——男性のこわがりと似ているかもしれませんが、私は心配症で、今後地震で原発の問題が起きるのではないかと不安です。地震・火災は保険で対応できるけれど、原発の影響に対する保険はないですよね。

なっちーさん

主人は原発がこわい、と気にしています。でも、大きい災害が起きたときは、周りのみんなも同じ状態。そこまで気にしていたら動けないですよね。不動産投資に限らず、何でも。

五十嵐さん

何百年に一回起こるくらいのリスクに、備えなくてもと思いますね。首都圏の物件は大丈夫ではないかと思います。首都圏に被害が及ばないような場所に原発はあるので。

内本さん

とりあえず、火災保険、地震保険入っとけば大丈夫と考えています。原発のそばの物件は注意が必要でしょうけど。

五十嵐さん

不動産をやる人は、原発のことまで考えちゃうとできないですよね。

——私は考え過ぎていたのかもしれませんね。

五十嵐さん

楽しいことを考えてみたら? 家をきれいにしたり、かわいくしたり。

——そうですね! みなさんは不動産投資の先に、不動産以外の楽しみや目標などありますか。

内本さん

自分が時々行くところに不動産を買って、経費で落としたりしています。海外にも行こうかなと思っています。

なっちーさん

大阪の物件を購入したのは、大阪にある実家に帰れる、というのもあります。帰省の交通費が経費になるし。

内本さん

地元で飲み会があれば、それも経費になりますしね。

——自分の楽しみと不動産をくっつけていらっしゃいますね。

なっちーさん

不動産投資をしていて楽しいことは、自立感があることです。会社から給料をもらうのと違い、自分の手で作り出したものから、お金が入っている。普通に生活してきた私でも、こうなれたことで自信がついた気がします。

五十嵐さん

時間と場所に縛られないのは楽ですよね。

内本さん

全部自分で決められますもんね。

五十嵐さん

会社はやはり、雇われている感がありますよね。

なっちーさん

どこか自分を抑制しながら生きていました。

五十嵐さん

自分の時間を全部会社に使わなきゃいけない、ということが全くなくて、ストレスフリーです。

——自分が大切だと思うことや人に時間を使えるのはいいですよね。私も、もし仕事以外に大切なものが見つかったら、そこに時間をかけられるよう、仕組みづくりをしていきたいと思います!

感想&次回告知

「相手に反対されたことを、自分ができない言い訳にしているのでは」。

この言葉を聞いた時、どきっとしました。

不動産投資を始めようと思ったら、あくまで「一人でやる」という覚悟を持つこと。

パートナーに頼らず、迷惑をかけずにやること。

このように自立したスタンスでいることが、大前提なのだと思いました。

女性投資家のみなさんは、例えパートナーに理解されていなくても、反対されていても、一緒に家庭を築かれています。

それはやはり、自立して不動産投資をやっているからだと思います。

私は、一人で迷惑をかけずに運営できていれば、そもそも「言わない」という選択肢もありかなと思いました。

「資産を持っている、安泰だ」などと思われて、パートナーが働かなくなったら困りますからね(笑)

……なんて、まずは相手が見つかってからの話ですけどね!

次回は、計算が大の苦手な私にもできる、収支の把握方法などを教えてもらいました♪

また、女性投資家ならではのメリットも伺いましたので、女性の方はお楽しみに!

女性座談会3につづく>