写真© Andrey Popov-Fotolia

所有物件の戸数が多いと色々なことが起こるものですが、最近、1年間のうちに漏水事故が5連発で発生しました! 東京・名古屋の物件は、建物・賃貸管理会社が、水道工事業者・損害保険会社と調整、迅速・適切に対応してくれて、当方の負担はありませんでした。

通常、漏水といえば所有者に直接の被害はないものです。ところが、札幌の2件は大変でした…。

ずさんな管理状況が露呈

勤め中に電話・電子メール等で連絡が入り、漏水だと大騒ぎです。原因は明確ではありませんが、長期間空室で使用していなかったこと、寒気があったこと、経年劣化等が重なった影響だと思われます。

取り敢えずは、水道工事業者にて応急処置はしますが、まずは損害保険の状況が掴めていないのです。当該物件を販売・仲介し、損害保険代理店となり、賃貸管理をしていながらです。

当方は、そもそも勤め中ですし、30年間にわたり100戸もの物件を所有していますので、都度都度覚えてなどいません。そのため、当時の販売・仲介会社、損害保険代理店、賃貸管理会社、損害保険会社等、心当たりに電話で聞いてまわったりしました。

勤めから帰宅後も、30年間100戸分のファイルをひっくり返し、約4時間掛けてなんとか当時の損害保険関連資料を探し当てました。

更新確認の重要性を実感

賃貸管理会社に連絡すると、損害保険会社から「個人情報にも関係しますので、本人にしかお話できません」と言われたとのこと。今度は、私が直接損害保険会社に連絡です。挙句の果ては、更新がされておらず、切れているとのこと。

私は通常、更新の案内の後、損害保険の更新もしてきています。現金購入であろうが、ローン返済が終了していようがです。どうやら、販売・仲介会社・損害保険代理店・賃貸管理会社である当該会社は、いつのまにやら、損害保険代理店を辞めていたようで、又、損害保険会社も不景気の中、合併等を繰り返し、わけがわからなくなっていたようで、どこからも更新の案内がなかったようです。

本件事故については、損害保険不付保ということで、どうしようもありませんでした。8万5866円の水道工事を、仕方なく負担しました

一般的には、1回の水道工事で、安くても数万円、高めで数十万円、床下配管で設置場所が不明確な場合、取り換えが大変な場合、下階への被害が大きい場合等、下手をこけば200万円以上に上ることもあり得ます。皆さんも、損害保険が更新されているかはしっかり確認することをお勧めします

更新案内がなければそのままに…

当該賃貸管理会社からは謝罪の御言葉がありました。本件事故のことはともかくとしても、他の物件等をも含め御世話になっていることもあり、その後も継続依頼しております。

今後のことについては、当該賃貸管理会社経由で損害保険会社を紹介してもらい、損害保険契約を締結しました。

それにしても、当方、30年間にわたって100戸で、都度都度覚えている由もありません。更新案内がなければ、そのままとなりがちです。又、更新はされていても、漏水は、天災等の事故の場合のみで、自然劣化等の場合は、対象外と言われる場合も多いです。

そもそも、保険が想定される事故と言えば、漏水がほとんどで、他に何があるというのでしょうか? 不景気な昨今、保険金不払いも流行っているようです…。

やっかいな区分所有マンション

区分所有マンションの場合は、切り分け等やっかいです。以前には、下階への損害賠償金(当初60万円→のち管理組合の損害保険対応)、高額の工事費(当初120万円→のち50万円)、これら保険の問題等でごたごたし、対応が遅れ、業を煮やした入居者が退去。原状復帰費用・清掃料を貰うどころか、ホテル仮住まい代、引越費用、転居費用(新居の敷金等)迄20万円請求されました。

以前の入居者の時には特に問題はなかったのですが、当該賃借人が入居してすぐに漏水が起こりました。数カ月の空室期間のうちにおかしくなったのかどうかはわかりませんが、自然劣化による漏水とのことです。

ホテル仮住まい代、引越費用、転居費用(新居の敷金等)、そこまで払う義務はないかと思いますが、入居者の故意・過失で漏水になったわけではなく、夏とはいえ、風呂に入れずシャワーで済ませていたり、時には、ホテルに仮住まいしていたようで、御迷惑をおかけしていたこともあり、支払うことにしました。訴訟等のトラブルになっても大変なので、管理会社さんとも相談の上、時間・費用対効果も考えて判断しました。

高額の工事費を払って修理・リフォームしましたが、その後も入居者は現れず、9カ月間にわたって閑古鳥が鳴いていました(閑古鳥は、家賃は払ってくれませんが)が、最近やっと入居が決まりました。

逃げようとする管理組合・建物管理会社

区分所有マンションの場合、共用部分は管理組合・建物管理会社マター、専有部分は所有者マターとなります。床・壁内等、こちらがコントロールできない場所は微妙ですが、管理組合・建物管理会社は、面倒臭いのと資金負担を避けたいためか、専有部分だと言って逃げようとする傾向にあります。特に、床下・壁の中・天井裏等の場合、まずは、「専有部分だ!」と言ってくる場合が多いので注意しましょう。

不景気な札幌では、火災・下着泥棒・ストーカー・近隣トラブル・家賃滞納・夜逃げ・首吊り自殺等、ありとあらゆる経験をさせられ、鍛えられましたが、今でも、これら漏水問題、悪徳金融機関・悪徳不動産会社トラブル等で鍛えられております。ボランティア精神がないとやっておられません…。