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融資…金銭消費貸借契約とも申しますが、これまでに投資用不動産を購入される時、金融機関から融資を受けたことはございますか?

その際、その融資は誰が用意したのでしょうか?

 

「いや、融資って言ってもさ、中古のワンルームを買う時に借りただけだよ。必要事項を書いてさ、2、3日後だったかな。

業者からさ、『内諾おりましたので、来週、重要事項の説明をします』って言われて印鑑証明と実印持って行って、何枚も何枚も自分の名前と住所を書いたな」

 

なるほど、不動産仲介会社が予め、「金融付け」した投資用不動産を購入されたのですね。そして、属性審査を通過したから、重要事項説明の後に金銭消費貸借契約の申込みをなさったと。

 

「な、何か変かなぁ? 普通でしょ」

 

そう、新築住宅もそうですが、今では投資用の中古不動産であっても、予め融資先の金融機関を確保する「金融付け」をしてから購入者を募集する仲介スタイルも多くあります。

 

「便利じゃない。ワザワザさ、お客が銀行と交渉する必要が無いんだからスムーズに事が進むわけでしょ。なんかさ、トゲがあるなぁ」

 

当然です。

不動産会社が融資とセットで物件を売るワケ

なぜ、不動産会社が金融付けをするのかと言えば、値引き交渉を受けないためです。金融付けしている物件は購入者の手間を省いていますから、言い値で買うことが多くなる。

結果として、購入者は高い物件を押し付けられています。

 

「どうすりゃいいの? って言うか、どうすりゃ良かったの?」

 

基本に立ち返ることです。

基本とは、金融機関との交渉は不動産仲介会社に任せるのではなく、購入者自身が交渉しなければなりません。

また、巨額の借金をする前に自らの信用を拡大させるための努力をなさる必要があります。焦りは禁物です。

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