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大阪府に住むハンドルネーム「みかりん」こと中山美華さんは、日本人の父と台湾人の母を持つ兼業大家さん。9棟の物件を所有し、年間家賃収入は約600万円、利回りが43%を超える物件もあるという。

そんな中山さんに、関西在住の女性大家さんとともに、中山さんのルーツである台湾の高雄を案内してもらった。現地では台湾の不動産業者とホームセンターを訪れ、不動産事情を取材。彼女が台湾の母から学んだ投資術についても話を聞いた。

既存入居者に交渉で家賃5000円アップ

現在、大阪府堺市や松原市近郊に9棟のテラスハウスや戸建てを所有しているという中山さん。5年前にはRCの一棟マンションも購入したが、2年前に売却し、購入金額の倍以上の売却益を得た。

中山さん

彼女が不動産投資を始めたきっかけは、12年前の自宅の住み替え。3人の娘が大きくなり、自宅が手狭になったため売買と賃貸の両方で出したところ、バブル期に高い金額で買っていたために売買での申込は入らず、賃貸の申込が入った。自宅としての購入時点ですでに築40年だったが、風呂以外は改装しなくて良い状態のきれいな物件だったため、賃貸に出す時もあまり傷みがなく、ほとんどリフォームせずに貸すことができた。

しかも、2009年のITバブルが始まった頃には、「世の中の景気が良くなった気がしたので、冗談のつもりで不動産仲介会社に『家賃アップできないかな~』と言ったら本当に交渉してくれて、家賃6万円から5000円も値上げしてくれました(笑)」という。

特筆すべきなのは、新しく入居する人ではなく、すでに入居している人に5000円の賃料アップを認めさせたことである。ちなみに入居者は子供の元同級生の家族で、今も6万5000円の家賃のまま住み続けてくれているという。

店子が子供の知り合いだと賃料アップは余計に言い出しづらいところだが、中山さんの場合大家自身が交渉するのではなく、仲介業者さんに冗談を交えて明るくお願いしたことが成功につながったようだ。

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