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年末年始は新忘年会などで、とても多忙なシーズンです。新忘年会で必ず訪れるのが酒場です。1年の中で楽しみな行事だからと、疲れた体にも関わらず夜遅くまで飲んで騒ぐ人もいれば、中には付き合いだから仕方ないと言って渋々、参加される方も多いのではないでしょうか。

今回は、この「酒場」で学ぶ一流のコミュニケーション術を書いてみます。

コミュニケーションは夜の世界で学ぶ

不動産投資を始めるにあたって、とても大切なこと。それはコミュニケーション能力です。ある意味、属性や金融資産よりもっと大切だと考えています。人との対話力に乏しい方は、不動産投資に関わらず始めたとしてもかなり苦戦するでしょう。

自分で気付いているならまだしも、気付いていない人も見受けられます。無意識に他人の気分を害してしまっていたら、さらに困りものです。

では、コミュニケーションスキルを学ぶにはどうしたらよいか。一つの方法として、夜の世界で学ぶ方法があります。

一瞬、え??

と思われるのではないでしょうか(笑)

私は仲間との付き合いで、夜の歓楽街へ出かけることがあります。特に年末年始なんかは声がかかるので、回数的に多くなります。

居酒屋で盛り上がり、流れでクラブorラウンジといった流れです。クラブやラウンジと言ったら華やかで、きれいなホステスさんが隣に座って場を盛り上げてくれるイメージですが、まったくその通りです。

不動産関係となればキャラが濃いメンバーになるので、大騒ぎになってすごいことになってしまいます(状況は想像にお任せします)。

ホステスさんはそれをうまく接客し、気分を良くさせてくれる。彼女たちは、究極の接客のプロです。ホステスにとっては、職場になります。常に目配り気配りをして、客の言動や表情を見逃しません。

ボケやツッコミも絶妙なタイミングでしてくる。よそ見をしていても客がタバコを出せば、ライターがサッとでてくる。私にはまねできないとても華麗な技です(笑)

クラブやラウンジはそれなりに稼いでいる方々、もしくは会社内でもしっかりした肩書をもつ方々が訪れます。

「なぜ、そんなに高い酒を飲みにくるのだろう…」

お酒に弱い私はずっと疑問に思っていましたが、2つの理由に辿り着きました。

○理由1:居心地が良いから

ゴージャスな空間で、綺麗な女性を横に美味しいお酒を飲み、優越感に浸れる。高いお金を払っておもてなしを受けて、良い気持ちがさらに優越感を助長させるんですよね。

私は当時、ゴージャスな空間になかなか慣れず、ソワソワしてしまって全く酔えませんでしたが(笑)

ホステスさんは上手に話を合わせてくれます。彼女たちも新聞や経済紙など読んでいて結構情報ツウです。知らない事は上手に質問してくれて、こちらがもっと話したくなってしまうような気持ちにさせてくれます。なので、話していても会話が絶える事はありません。

アルバイトなどの経験の浅い新人ホステスは別として、引き出しの多さはさすがだなと頭が下がります。

○理由2:人脈形成のきっかけになる可能性があるから

常連さんになると、お店のママが紹介してくれたりもします。人と知り合うのにきっかけはとても大切。そのきっかけをうまくコーディネートしてくれたりするんですよね。

私も不動産業界の有力者でビックリするような方と一緒に飲んだ事があります。その方から、酔いも吹き飛ぶような情報を頂いたり、ビジネスに対する考え方を学びました。

ホステスさんがどのようにお客様をもてなし、満足度をアップさせているか。これを学んで生かせれば、不動産投資だけでなく、どの分野でも通用するコミュニケーションスキルを身に付けることができます。

最近では、企業の女性社員の研修として、クラブやラウンジに飲みにいく事を企画している会社もあるとか。接客のプロとして、社会的に評価されてきているのです。

私の知る女性起業家は、銀座の元ナンバー1ホステスだったり、京都祇園のナンバー1だったり、夜の世界から成功者として羽ばたいている事例はとてもたくさんあります。

なんか話を聞くと、ちょっと行ってみたいなという気分になりますよね。特に「金額」は気になるところ。おおよその目安になりますがお伝えします。

ラウンジのチャージで1万~2万円程度、クラブになると2万~で、プラス女性のドリンク代やボトル代等になります。

ボトルが焼酎で数千円、ウイスキーやブランデーあたりになると2万円~になるので、最初は合計で、ラウンジが3万~4万円程度、クラブで5万~6万円程度はかかります。ボトルキープできるので、次回からはチャージ代と女性のドリンク代だけになりますので、少し楽になります。(名古屋の相場を例にしています)

金額は分かったけど、店の善し悪しも分からないのにそんな大金は払えない─。

私も同感です! そしたら、価格交渉すればいいのです(笑)

「初めての店なので、チャージ代のみで飲み代も込み込みでお願いしたいけどどう?」とか「今日は○○円しかないけど飲ませて頂く事は可能ですか?」と聞いてみると良いかと思います。

あまりかけ離れた金額でなければ、大体の店はOKしてくれるでしょう。

私は新規のお店・行きつけのお店に関わらず、知人・友人を連れて行った時に毎回交渉します。店側も新しいお客様になる期待感もあるし、こちらとしても最初の店は慎重にいきたい。うまくいけばWin-Winの関係なれるので条件としては悪くないのです。

今回は、コミュニケーションスキルを学ぶ場として、夜の世界の酒場の王道である「クラブやラウンジ」を例に挙げましたが、興味を持たれたらぜひ訪れてみてください。高級ホテルのバーやレストランもおススメです。

私は不動産投資を始めて間もない預貯金カツカツ、月の小遣いが3万円の時、35歳にして自費で行きました。(業者に付き合いで連れて行かれた)

お酒に弱い私が、一晩で1カ月の小遣いが吹き飛ぶ様な飲み方は、全くの想定外で勘定の時はビクビクして酔いも回りませんでした(笑)

でも、今はそこで学んだ事も多くあり、今に生きています。

一流芸能人や成功した経営者は、よく「飲みに行くなら安い店に行くな。一番高い店で飲め」と言っています。私はその意味がよく理解できます。

高級な店は、おもてなしが一流です。その空間でサービスを堂々と受ける、器の形成も必要。その一流のサービスを受ければ、学ぶ事も多い。

いつかもっと稼いで、ウン万円もするシャンパンやワインを飲むぞ! なんてモチベーションにつなげるのも有りですよね(笑)

ビジネスで成功しているハイステイタスの方々におもてなしをし、リピートしてもらうような彼女たちのスキルを学んでみるのも面白い。スタッフの言動や気配りから学ぶものは多いと思います。

ボーナスを握りしめて自分へのご褒美を兼ねて経験してみてはいかがでしょう! お酒に弱く、ほとんど飲めない私ですが、経験談として執筆させて頂きました。