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最初の戸建てを買ってから1年。私は既に次の物件を探していました。エリアは千葉の自宅から1時間以内に行ける場所。そこで私にとってしっくりきたのが千葉県鎌ケ谷市です。

鎌ヶ谷市が投資対象として絶対にお勧め! …というわけではありませんが、知り合いの大家さんがこのエリアでアパートを建てられたということと、当時私が勤めていたデパートの新入社員が何名かここで一人暮らしをしているとのことで、「家賃はそこまで高くは取れないが、住みやすい町なんだろうな」と、なんとなく思っていました。

毎日寝る前の2時間、ネットで物件探しをするのが日課となっていた私の目に飛び込んできたのは、鎌ヶ谷駅から徒歩11分の戸建てでした。

物件の問合せは「電話」で

翌日、パートの休憩時間に従業員食堂で他の同僚にバレないようにしながら、不動産会社に問合せをしました。

この頃の私は、電話をかける前に物件の所在地、価格、広さ、その他質問事項をノートに書き出していました。まだウブだったので(!?)不動産会社に電話をかけるのが怖かったのです。問い合わせ物件をうまく伝えられなければ、先方がたくさんの売り物件からその物件を見つけ出すのに時間がかかりご迷惑をかけてしまいます。また、緊張すると聞きたいことが吹っ飛んでしまうということもあり、まずはノートに書き出して気持ちを落ち着かせてから電話をかけるようにしていました。

問い合わせ方法として、メールで問い合わせる方法と電話で問い合わせる方法がありますが、私は電話で問い合わせることをお勧めします。それは、声のトーンや話のニュアンスで、その物件の状況がなんとなく読めるからです。そして何よりメールでは後回しにされがちなので、ライバルがいそうな場合は電話の方が絶対にいいです。

お電話したところ、人の良さそうな営業マンであることが伝わってきました。安い物件なので手数料が低く、あからさまに案内を嫌がる営業マンもいますが、「良かったら内見されてみますか?」と言ってくださったので、「まずは第一関門クリア!」と心の中でガッツポーズしました。そして次の休日に、内見させていただくことにしました。

待ち合わせは、物件最寄駅のバスターミナルでした。私を見つけた営業マンが車から降りてきました。今では大家歴6年になり多少貫禄も出てきたと思っているのですが、当時はまだ2戸しか物件を持っていない、どこにでも居そうなパート主婦。

本当にこの人買う気あるの? 冷やかし? と思われても仕方ない風貌でしたが、案内の車に私を乗っけてしまったからには行くしかありません(笑)。物件まで徒歩11分なので、車だと6分です。その間、坂が多いですねとか、新築がたくさん建ってますねとか、周辺環境について営業マンに色々と質問しました。

そして物件に到着! まず目に飛び込んできたのは可愛らしいポストでした。

門を開けて玄関扉までのアプローチの両脇の芝生も素敵だなぁと思いました。(これは芝生ではなく雑草だったので後々草刈りに苦労しましたが…)

そして扉を開けて中へ。「なにこれ! すっごく綺麗!」と、私のテンションは最高潮になりました! お話を伺うと、売主さんがご年配のお母様を住まわせようとリフォームされたのですが、そこに住む前に他界されてしまったとのことでした。床暖房や浴室乾燥、充実した手すりなど、高齢者でも住みやすい設備が整っていました

しばらく賃貸に出していたのですが、退去になったタイミングでの売却ということでした。退去後も募集していたそうですが、なかなか決まらなかったそうです。しかし状況を伺うと、売主さんはそこまで積極的に客付けをしていたとはお見受けできなかったので、私なら努力次第でなんとかできる! と、何の根拠もありませんが、変な自信がありました。

それにしても、部屋も広いしお庭も広い! 本当に本当に一目惚れでした!! 内見時、営業マンに色々質問したとは思いますが、買いたいという思いが強すぎて、何を質問したかは覚えていません。

さて、ここから価格交渉タイムです。私はカバンからOLさんが使うような大きめの電卓を取り出し、和室にしゃがみこんで、以前貸していた時の賃料から利回りを割り出し、「これくらいなら購入したい」と、営業マンに電卓の数字を提示しました

その金額は、販売価格から180万円値引きした金額。その金額ですんなりOKが出るとは思っていませんが、言うだけ言ってみるのがなっちー流。案の定(!?)営業マンの顔が引きつりました。

そこで、その金額では難しい理由が、営業マンの口から出てきました。

「舛添さん、実はこちらの物件、少し前に320万円で交渉成立していたのですが、契約直前になって、欲が出た買主の奥様が更に20万円の値引き交渉をしてきたのです。そのことで売主さんが怒ってしまってお話が破談になってしまったんですよ。ですので、舛添さんが提示された金額はちょっと厳しいかと思います」とのことでした。

私から「過去の経緯」を聞いたわけではないのですが、300万円で買付を入れようとしたことにより、営業マンの方から教えていただくことができたのです。

これはラッキーです! じゃあ、その時は320万円で交渉成立していたのですから、またその金額でOKをいただける可能性は高い! いや、もしかしたら一度破談にしてしまったものの、また300万円の買付が入ったら、300万円以上では厳しいと思ってもらえるかも…。

このような葛藤は続きましたが、買いたい気持ちがMAXだったので、その20万円にはこだわらず、交渉が成立する可能性の高い320万円で買付証明書を提出しました。さて、結果はどうなったのでしょう? 次回へ続きます!