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私は、1982年(23歳)からサラリーマンになりました。
1990年(32歳)平成バブル崩壊迄は、日本も未だ成長しておりました。そのためか、「24時間戦えますか?」といった感じです。まさに、24時間365日勤務といった状態でした。酷い時は1カ月連続朝帰り、休日無しといった時もありました。
毎朝9時に出勤。昼は皆で昼食。夜は7時になると皆で連れ添って、社員食堂で残業食。その後は、皆で残業。そして夜遅くになると、又、皆で連れ添って飲み。ほとんどは、仕事の話です。寮には寝に帰るだけです。そんな毎日が続くのです。まさに、勤め先だけが全ての世界といった感じです。
今でこそ「ワーク・ライフ・バランス」「働き方改革」などと言われていますが、昔はそういった発想はありませんでした。そんなことを言おうものなら、村八分にされてしまいます。
私はと言えば、色々なことに興味を持ち、多趣味で、時間も有効活用したいと思っていましたが、そういった感じでしたので、社風や上司・先輩・同僚等とも考え方があわない点がありました。
そして、サラリーマンというものは、人と違う考え方や行動を嫌う習性があります。
サラリーマンには時間が無い
しかし昨今、いくら「ワーク・ライフ・バランス」「働き方改革」などといったセリフが流行ったとしても、所詮、サラリーマンには時間がありません。サラリーマンは、自分の時間と体を売ってなんぼだからです。
ところで最近は「副業禁止」から「副業解禁」の動きが出始めています。これは裏を返せば、国も企業も、国民・従業員の面倒を見切れなくなっているから、自分でなんとかしろというメッセージなのでしょう。
もともと、「副業禁止」というのは、ライバル会社等に企業秘密を漏らしたりすることを避ける競業避止義務であり、あとは肉体労働などで体を酷使して、遅刻・欠勤等に繋がるということを避ければ大丈夫と言われています。
しかし、他社で同じように労働提供型で働いたとしても結局は同じことであり、発展性はありません。
資産運用としては、外国為替、貴金属、株等がありますが、何れも市場・相場があり、24時間、世界中のどこかで市場が開いており、それこそ24時間365日、見張っていないといけません。時間の無いサラリーマンには難しいです。
その点、信頼できる不動産業者に業務委託できる不動産経営は、自動操縦でき、サラリーマンに最適だと思います。
しかし、最初はやはり時間をつくり出して、勉強し、どうにか物件を買わなくてはいけません。時間のないサラリーマンが時間をつくりだし、不動産経営を行うためにはどうしたらいいか。以下に、私の考える「サラリーマンとしての時間の作り方」を記載します。
■通勤時間を効果的にする
時間・経費もさることながら、始発等で座れるかとか、快適さを優先させます。
ラッシュを避けて早めに出発し、喫茶店で読書・インターネット等で、時間を有効活用することもいいです。
満員電車では精神的・肉体的に疲れますし、時間を有効活用することは困難です。快適に座れれば、本を読むなど時間を有効活用できます。
私の場合、通常は午前6時起床、6時15分出発、7時45分勤め先近隣の喫茶店到着…といった平日を送っています。
■残業を減らす
残業には、「生活残業」「評価期待残業」「雰囲気残業」「暇潰し残業」等色々なパターンのものがありますが、業務を効率的に行い、余程、緊急で重要なものでもない限り、原則として、残業はしないことです。
サラリーマンで給料を増やすことは、自分ではなかなかコントロールできませんし、大変です。
それより、他に定期的安定収入を増やす仕組みを構築する方が早いです。「残業代を生活費にする」という発想は止めた方がいいと思います。お金は稼げても、時間は有限で、最も貴重なものです。又、不確定な「残業代」を生活費に織り込むのは不安定です。
私は、なるべく自分しかできない自分ならではのスキルを身につけるように、そういった業務を中心にするように意識してきました。逆に言えば、他の方でもできる業務は、なるべく他の方にやってもらうように、です。
そう意識していれば、自分も周りもだんだんとそうなっていくものです。比較的、自分自身で緊急性・重要性等優先順位をコントロールし易くなります。
■飲み会は選別し、必要最低限にする
特に勤め先の飲み会は、いつものメンバーといつもの話題のみなので、半公式的な歓送迎会等のみと厳選し、二次会も行きません。
なるべく勤め先とは関連の無い、例えば、出版社・不動産経営サイト・不動産勉強会・不動産会社・不動産経営者仲間等のものを優先して参加するようにします。
■休日は有効活用する
サラリーマンは休日が少ないので、まずは、不動産購入・資金調達関連、講演・懇親会等不動産経営関連を優先させています。私の場合は、それ以外に余暇があればテニス・カラオケ・映画・旅行等、趣味関係に使っています。
平日朝(喫茶店)や夜の帰宅後、休日の時間を活用して、ブログ・コラム・書籍等の執筆をしています。
時間と金の無いサラリーマンにできることとは?
不動産物件購入時、確定申告準備時(12月末頃)等は時間がかかりますが、その他はほとんど時間はかかっていません。
こうしてみると、サラリーマンをしながら、全国展開(東京・博多・札幌・名古屋・京都・小樽・千葉)で108戸の不動産経営していますが、信頼できる不動産会社の皆様に業務委託しており、ほとんど自動操縦状態です。
サラリーマン以外の時間を有効活用して、ブログ・コラム・書籍執筆をしたり、講演に呼ばれたらかけつけたり、御陰様で、他にも、テニス・カラダストレッチ・カラオケ・散歩・旅行等、好きなこともできています。
お金を貯めようとしても、単なる肉体労働のアルバイトでは、今のサラリーマンと変わらず、自分の時間と体を売っているのと変わらず、時間も金もできず、何の解決にもなりません。自営も同様です。
又、サラリーマンは成功報酬ではなく生活給ですので、「生かさず殺さず」・死なない程度の必要最低限の給料しか貰えません。従って、不動産投資に使うための金も貯まりにくいと思います。その場合は借入金を活用することを考えましょう。
外国為替・貴金属・株等、他の資産運用においては借入金は活用できませんが、不動産経営においては、借入金を活用できます。サラリーマンであれば、その属性を生かして融資を得ることもできるでしょう。そうです。
時間と金の無いサラリーマンでもできるのが、不動産経営なのです!
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