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不動産を購入するという経済行為は、

通常の買い物とは一味も二味も違います

 

「どう違うの?」

 

例えば、街を歩いていて、ふらりとコンビニに寄るとします。

店内をうろつき、

(あ、新製品が出たんだ……)

とかなんとか、考えながら、

ペットボトルとチョコレートに

芸能人のスキャンダル満載の雑誌を手にして

レジに並び、電子マネーをタッチして店を出る。

 

「あっ、それ今朝のオレだ。

ね、どっかで見てた?」

 

いやいや、それは問題の本質ではありません。

コンビニでの何気ない日常ではありますが、

明確な購入目的もなく、金額も気にせず値切ることもなく、

現金で繰り返し購入する。

これが、コンビニにおける日常の消費行動です。

 

「まぁ……、そうか。買うとこってだいたい決まってるからな。

行きつけの飲み屋も、スーパーも、美容院も大体おんなじとこだし、

それが悪いの?」

 

悪くはありません。

例え、

購入した新製品が期待外れでも、

コレステロール数値が気になりチョコレートを食べなくても、

雑誌の内容はネット情報で知っていることばかりだったとしても。

 

「だから、それオレだって。

全部見てるでしょ」

 

ハハハ、たまたま当たっていましたか。

それはともかく、

例え、期待外れの買い物だとしても大勢に影響はありません

 

一時の無駄遣いにより

生活基盤が大きく崩れることなどないのです。

 

しかしながら、不動産の購入はそういうわけには参りません

 

「まぁ、そうかもしれんけどさ、

不動産のプロの、仲介会社がついているんだし、

変なことにならないんじゃないの?」

 

確かに、宅建業法に基づく宅建業者は

不動産業の専門家です。

ただ……

 

「ただ、何?」

 

彼らは、自社の利益拡大の為に

不動産業を生業にしているのであり、

皆さんの未来に責任を負っているわけではありません

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