前回の記事では、新橋の路上から始まった投資用マンション営業の実態をレポートした。潜入取材で見えてきたのは、彼らの意外な営業手法。物件の詳細には触れず、年金や保険、節税などの話題に多くの時間を費やし、あえて遠回りをすることで信頼を積み上げるという作戦であった。

一方、中にはよりストレートな方法で購入を迫ってくる業者もいる。今回は、前回とは別の不動産会社の営業現場に潜入、その手法をレポートする。さらに編集部では、元投資用マンションの営業マンにコンタクトを取り、インタビューに成功。浮かび上がってきたのは、経験者にしか分からない投資用マンション営業の過酷な現場であった。

「早い者勝ち」で即決迫る

今回潜入取材を行ったのは、首都圏の某市に事務所を構える不動産会社B社。最初の接触は前回のA社と同様、新橋のSL広場である。バインダーを持った若い女性が「保険に関するアンケート」の名目で声を掛けてきた。

その後、上司立ち会いのもと打ち合わせを行うことに。先方が指定した場所は奇しくもA社と同じファミリーレストランだった。

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