管理組合の先進的な取り組みが注目を集めている「イニシア千住曙町」=東京・足立区

建物の老朽化が進む中、資金不足で必要な大規模修繕ができないといった問題に直面するマンションが増えている。背景にあるのは「修繕積立金」の不足だ。見通しの甘い修繕計画のまま適正さを欠いた積立金額での徴収が続けば、必要な修繕ができず崩壊・スラム化といった未来も現実的なものとなってしまう。

修繕積立金は、区分所有者で構成する管理組合が、共用部の維持・保全のため徴収するもの。新築時は見かけの金額を抑えるために低く設定されるケースが多く、大規模修繕に合わせて段階的に増額していく必要が生じたり、修繕間際になって資金が足りなくなり高額な一時金を徴収されたりといった事例もある。将来必要な額を計算して均等割りにする方法もあるが、区分所有者にとっては月々の支出額に直結するため、値上げへの同意を得るのは簡単なことではない。

そんな中、将来の大規模修繕を見据え、築4年で修繕積立金を一気に2倍に値上げすることに成功した管理組合がある。

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