
写真© naoko-Fotolia
米軍基地の周辺には、「軍関係者向け」という特殊な賃貸需要が存在する。基地内にも住居は用意されているが、その数が十分でないなどの理由から、基地外で一般のマンションや戸建物件を借り、軍関係者が住まいとして利用するケースがあるのだ。
こうした米軍向け賃貸物件は相場よりも家賃が高く設定でき、また入居率も高いと言われる。果たして真偽のほどはどうなのか。米軍向け物件を扱う不動産会社と、実際に物件を所有する投資家に話を聞いた。
横須賀だけで1万人以上の入居者候補
首都圏で最も米軍基地数が多い神奈川県。なかでも海軍施設がある横須賀市には多くの軍関係者が居住している。市のWebサイトによると、市内居住の軍人はおよそ8000人、その家族なども合わせると1万人以上にのぼる。これはそのまま、米軍向け賃貸物件の入居者候補と言い換えることができそうだ。
魅力はこれだけではない。横須賀市に店舗を構える不動産会社によると「通常の家賃相場より1.2~1.5割ほど家賃を高く設定できる」のだという。
なぜ高い賃料を設定できるのか。
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