PHOTO: iStock.com/Murat Deniz

私が不動産投資を知ったきっかけは、都内の新築ワンルームのCMを見たことでした。『金持ち父さん 貧乏父さん』をきっかけにされている方が多い中、私はちょっと珍しいパターンでした。このCMを見てビビッときた私は「不動産投資をやりたい!」とそのCMの業者に問い合わせました。しかし、営業マンは私に物件を売ってくれません。なぜなのでしょうか?

そう、私は、もうすぐ会社員を辞めるということを正直に言ってしまったからです。この言葉がまさか不動産投資をやるうえで足を引っ張るとは思いもよりませんでした。会社を辞める=融資が組めない人。すなわち客ではないと判断されたのです。

この経験から、「私は融資を組んでの不動産投資はできない」と思い込んでしまっていたため、独身OL時代にコツコツ貯めたお金を使って、ボロ戸建てを買うところからスタートしました。

現金主義の私が融資を利用したきっかけ

そんな私が初めて融資を組んだのは、5戸目の物件を購入したときのことです。日本政策金融公庫で500万円をお借りしました

それまで私は、物件を現金買いし、DIYでコストを抑えながら運営していました。購入していた物件は、再建築不可や耐用年数超えのものばかり。そういう物件だからこそ安く購入できたのですが、融資を組むという目線で考えると難しい物件です。そんな理由から難あり物件を現金買いしてきたのですが、今後規模を拡大していくことを思えば、融資を組んでレバレッジを効かせていくのが良いと思ったので、融資にチャレンジすることにしました

では、なぜ日本政策金融公庫だったのか? 理由は以下の通りです。

・購入予定の物件が耐用年数超えだったから

・女性やこれから事業を始める人にとって有利なプランがあると聞いたから

・金利が比較的低いから

そして、これまでとは打って変わって道路付けの良い再建築可能な物件だったのです。ここでいつものように再建築不可の物件だったら公庫でお借りすることは不可能だったと思います。その場合、ノンバンクでお借りするという手もあるのですが、公庫は100%政府出資の政策金融機関なので、なんとなく安心感がありました。

先輩大家さんの情報によると、公庫の担当者さんを紹介してもらった方が融資を組みやすいとのことで、もうすでに公庫で融資を組んでいる先輩大家さんに担当者さんを紹介していただくことになりました。ご紹介いただいたのは東京23区内にあるU支店。紹介なので、もう融資が好条件で通ったのも同然と自信満々で訪問しました

次のページ「怒ってます…?」