シロアリが姿を現したのは、静岡県・築18年の木造アパート。入居者が玄関でシロアリを発見、玄関の床もたわんできたので「これはおかしい」と感じ、近隣に住むオーナーへ告げた。

オーナーは、静岡県内に10棟の物件を所有。シロアリの被害は初めてで「ベタ基礎(底面部分がコンクリートの基礎)なので、まさかと思った」。入居者からの知らせを受けてすぐ、シロアリ駆除業者へ依頼したという。

「シロアリが発生すると、建物の躯体にまで被害が及ぶ」と聞くが、実際はどの程度なのか? また、駆除はどのように行っていくのか? 今回は特別にオーナー、入居者の承諾を得て、シロアリ駆除作業に同行させてもらった。

動画でチェック

・シロアリが発生しやすい物件の特徴は?
・シロアリの被害を外から確認する方法がある
・「シロアリ駆除剤」の効果は何年?
・楽待スタッフも、万全な準備で床下へ
・「ゴールデンウィークに羽アリを見たら要注意」

 

「シロアリ」にも種類がある

一般的に「シロアリ」と言われるのは、「ヤマトシロアリ」という種類。先の動画内で撮影されたシロアリもそれにあたる。土の中や木材など湿気が多い場所を好むため、被害は床下に多くなる。

それとは別に、沿岸地域に生息するのが「イエシロアリ」。創業30年以上となるシロアリ駆除専門業者、有限会社高千穂白蟻の代表・袴田師充さんは、「一度建物に入ってしまうと、2階の梁まで被害に遭うこともあるほど加害度の高いシロアリです。建物全体に被害が及んでしまうため、その分駆除も大変な作業になります」と語る。

より注意が必要なシロアリだが、目利きがないと、この2種を見極めることは難しい。シロアリを発見した時点で専門業者を呼ぶことが先決だろう。

今回のシロアリ駆除は、8月の暑い日に行われた。防護服や防毒マスクに身を包んでの作業は相当過酷なものだったと見られる。それでも依頼があればシロアリに立ち向かい、建物を守ろうとする彼らの姿がそこにはあった。

○取材協力/有限会社高千穂白蟻(http://shiroari-taisaku.com/index.html

(楽待新聞編集部)