PHOTO: tarousite / PIXTA(ピクスタ)

今後の投資対象として適したエリアかどうかを判断するための指標には、さまざまある。そのうちの1つが「鉄道路線の新設・延伸」だ。前々回前回と基本的な「東京都内」の情報を紹介したが、今回は、今後の鉄道の延伸に焦点を当てて東京都内をお伝えしよう。

もちろん、エリアだけが不動産投資における勝因のすべてではないが、交通インフラの変化は街や人にも大きく影響を及ぼす。注目する価値は大いにあるだろう。

東京都が本格検討を開始した「6路線」

鉄道の延伸や新設について東京都は、2017年に「6路線」を対象とした準備基金を創設し、事業化に向けた本格的な検討を始めた。この6路線はすべて設置されると決まったわけではなく、さらに実現したとしてもその時期も明言されてはいないが、先の需要を見込んですでに購入・検討に動いている投資家も多い。

新線ができたり、延伸がされたりすれば、人口や賃貸需要も大幅に変化する可能性があるからだ。これまでは投資対象でなかったエリアの物件も、うまくすれば高利回りに化けることも考えられる。

その波に遅れることのないよう、今一度、延伸・新設計画のある「6路線」をおさらいしておこう。

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