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災害リスクの低減や安定稼働の維持などを目的に、全国に物件を分散させたり、遠隔地に買ったりするという投資家がいる一方、自身の行ける範囲に限定して物件を所有するという投資家もいる。

その手法に正解・不正解はなく、投資家としてのスタンスによってとる選択も変わってくるが、それぞれの投資家は、なぜそのように所有することに決めているのだろうか?

今回は物件の所在地を決めるにあたって重要視していることについて、アンケートを実施。それぞれの意見から、自分がどのように物件を所有していくかの参考にしてほしい。

※実施概要
調査時期:2019年3月27日~3月31日
有効回答数:169

遠隔地も視野に入れる派は「良い物件を逃したくない」

全国の物件に目を向けていれば、より高利回りの物件が出る可能性は高まる。こうした物件を逃したくないと、物件を探しているという投資家がいる。

自分が過去に住んでいた、実家があるなど、「土地勘があればなお良し」という意見も。

需要がありそうなところなら、地方でも検討しています。(東京・40代・男性)

・首都圏の駅近物件を探しています。長く保有したいので、空室リスクの少ない場所を選んでいます。(宮城・40代・男性)

・自宅の近隣が中心ですが、利回りの良い物件であれば遠隔地でも購入します。(大阪・60代・男性)

・自分は拡大期なので、条件に合えば場所にはこだわっていません。(東京・40代・男性)

・良い物件であれば、遠隔地でも探しています。その土地のことをよく理解している(住んでいたなど)なら、なお良し。(兵庫県・40代・男性)

・基本は土地勘のある神戸や大阪ですが、最近はリスク分散のために東海や関東にも広げつつあります。(東京・40代・男性)

自分の行ける範囲派は「自分自身で対応できるように」

一方で、「自宅から○時間以内」「自宅から○キロ圏内」といった具合で、そのエリアに狙いを定めて物件を所有する投資家も。

自主管理で頻繁に訪れる人だけでなく、管理会社に任せている人でも、「なにかあった時に自分が行くことができるように」という理由が挙げられていた。

・修繕(の内容)はすべて自分で決めるので、車で1時間圏内にしています。いつもお願いする修繕業者さんが行ける範囲、また、リーシング(入居付け)がしっかりわかる商圏でやっています。(新潟・30代・男性)

・実際に訪問でき、何度も通える距離にしています。掃除や草取りなどの手入れや、美観を確認するためです。(秋田・30代・男性)

・自宅から車で1時間程度の距離で選んでいます。リフォーム会社など、チームで動く際に効率がいいからです。(熊本・40代・男性)

・知っている地名で、自宅から2時間で行ける範囲に限っています。管理会社の言葉をうのみにせず、必要に応じて自ら手配や手を出して対応できる範囲にしています。(千葉・50代・男性)

・自主管理なので、緊急駆け付けができるように、原付での移動所要時間45分以内に物件を集中させたいと考えています。(大阪・40代・男性)

・自宅から行ける範囲か、もしくはすでに持っている物件の近くでまとめて回れるようにしています。ただし、洪水や地震などのリスク回避のため、区を変えるなど地域は少し離しています。(東京・40代・男性)

・すべて自主管理ではありませんが、基本は自分の目の届くところ、自転車で行けるところが良いです。地下鉄で30分の場所にある物件を購入しましたが、やはり足が遠のいてしまいます。自分の現在のスタイルが、「顔の見える大家さん」なので。(東京・50代・女性)

エリアを自分の近場にこだわる人もそうでない人も、自分自身の投資のスタンスをしっかり確立させ、それに合わせて物件を購入・検討していることがわかる。

不動産投資の方法に正解はなく、その人自身の事情や状況で取るべき選択は変わってくる。あなたはどのようなスタンスを取るだろうか? コメント欄でぜひ教えてほしい。

(楽待新聞編集部)

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