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楽待では、4半期に一度楽待の掲載物件情報をもとに、投資用不動産市場調査を行っている。本日は、2019年1~3月期の結果を公表する。(調査期間:2019年1月1日~同年3月31日、対象:期間中に「楽待」に新規掲載された全国の物件) 

物件価格について、特に一棟マンションの平均価格に下落傾向が見られた。2019年3月には1億7000万円台まで下落したが、これは楽待においては5年ぶりの水準となる。一棟アパートの物件価格も下落傾向である一方、区分マンションは上昇している。

表面利回りは、一棟マンション・一棟アパート共にほぼ横ばいで推移。一方、区分マンションは低下傾向にあり、3月の7.27%は過去3年間で最も低い数値である。

※いずれも( )内は前月比 ※表面利回り・物件価格は平均値

一棟アパートでは再び価格が下落傾向に

一棟アパートの物件価格は2019年1月以降下落傾向で、3月には6594万円となった。価格が下落したにもかかわらず1月、2月の利回りは低下。3月には上昇し、2018年12月の水準とほぼ同じ利回りに戻った。

一棟マンション価格は5年ぶりに1億7000万円台まで下落

一棟マンションの物件価格は下落傾向で、2019年3月に1億7863万円となった。一棟マンション価格の平均が2億2000万円だった2018年3月と比較すると、高価格帯である5億円以上の物件が2%、物件数にして50物件以上減少している。物件平均価格を底上げしていた高価格帯物件が減り、1億円前後の物件の割合が高まっていることが、物件価格低下の要因と言えそうだ。

区分マンション価格は上昇、利回り低下が続く

区分マンション価格は2019年1月、2月と上昇を続け、3月には一旦下落したものの、前四半期と比較すると高価格に留まっている。価格の上昇にともない利回りは下落が続き、3月の利回り7.27%は過去3年間では最低の数値となった。

また、区分マンションの掲載物件数は増加しており、1月に8456件だった区分マンションの新規物件数は3月に1万1490件となった。一棟マンション、一棟アパートと比較して低価格帯で取引できる区分マンションの売買が積極的になった結果、価格上昇と利回り低下が起きている可能性がありそうだ。

2019年はじめの3カ月では、「物件種別」ごとに不動産価格と利回りの変動傾向に違いが出た。高価格帯、物件規模も大きい「一棟マンション」では低価格を記録した一方、低価格帯で規模も小さい「区分マンション」では価格上昇および利回りの低下が起きている。金融機関融資の引締めが引き続き規模の大きな物件ではなく、小さな物件を取得して投資していくスタイルが、最近のトレンドになっているのかもしれない。

※本記事に使用した「投資用不動産の市場動向レポート」は楽待に掲載された物件情報を基に当社が独自に作成したものです。その内容および情報の正確性や完全性を保証するものではありません。

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