「ツタ物件」という言葉に聞き覚えはないでしょうか?

そう、昨年の8月に「空き家再生人」こと広之内友輝さんの名物企画で取り上げた「ツタだらけのボロ物件」のことです。都心の好立地にありながら、個性的な外観やトランポリンのように波打つ床、そして室内に鎮座する独立風呂など、かなりインパクトのある物件でした。

今回はオーナーである即決大家さんの協力のもと、その「ツタ物件」再生までの道のりを密着取材! 問題だらけの物件をどう再生させるか―。悩んだ末に即決大家さんが選択したのは、躯体を残して再生させる「スケルトンリフォーム」でした。果たしてどのように生まれ変わるのか? 気になるBefore&Afterを動画でお届けします!

「ツタ物件」が初登場した前回の動画はこちら

 

ツタの「完全撤去」はならず…(0:53~

前回の取材から約半年が経過。編集部の撮影メンバーにとっては半年ぶりの「再会」となります。即決大家さんからは事前に「とりあえずツタの撤去作業は終わっています」と聞いていたのですが…。

広之内さんも驚愕のツタ物件(Before)

かなりスッキリしてはいるが、ところどころにツタが残っている(After)

どうやら一部のツタは配管などに深く根を張っていたらしく「完全撤去」とまではいかなかった模様。即決大家さんによると、ツタの撤去作業は植木屋さんに依頼し、費用は7~8万円程だったそうです。

ツタの他に、1階玄関付近にあった大きな樹木も伐採されていました。木の幹が土台に食い込んでしまい、伐採時に外壁の一部が剥がれています。あらわになったのはボロボロになった断熱材。外壁の下地も腐食が進んでいました。

外壁の一部が剥がれこのような姿に。腐食した下地材を見た即決大家さんも「こりゃひでーな」と苦笑

スケルトンリフォーム開始!(4:37~

いよいよ外壁と内装の解体作業が始まりました。まずは足場の組み立て作業から。

隣地が近く、建物の形も複雑なので大変そう

建物をスケルトン(骨組み)だけにするため、壁や天井などはどんどん剥がしていきます。

2階の解体作業の様子

こちらは前回の動画で広之内さんも「初めて見た」と大いに驚いた独立風呂。手際よく解体され、最後はノコギリで切断され細かくなっていきます。業者さん曰く「古い物件だとたまに(こういう風呂が)ある」とのこと。

この物件の象徴でもあった独立風呂もお役御免に

切られた筋交い、グラグラの柱(7:02~

内装と外装の解体が終わり、スケルトン状態となった物件を改めてチェック。柱も梁も屋根も、使えそうな所は残し、補修したうえで再利用していきます。

見学中、即決大家さんが「この建物の見どころ」として紹介してくれた箇所がこちら。本来は斜めに取り付けて、つっかえ棒のようにして建物を補強する「筋交い」が途中で切断されてしまっています。窓を設置するタイミングで切られてしまったのでしょうか…。

途中で切断された筋交い。もちろん、これでは何の役にも立たない

そして極めつけはこちら。建物を支える柱がシロアリに食われてボロボロになっていました。試しに揺らしてみるとグラグラしています。即決大家さんも「衝撃の光景」と語るほどのボロボロっぷりに、カメラマンも絶句です(注:この柱はリフォームの際、新しい柱に交換されています)。

シロアリに食われたとみられる柱

意外な形に生まれ変わった!(10:30~

最後まで驚きの連続だった今回の物件も、ついに解体が完了。そして3カ月後にはリフォームも終え、こんな物件に生まれ変わりました!

ツタボロ物件が大変身!

即決大家さんのこだわりが詰まったリフォームの全貌は、ぜひ動画でお楽しみください!

即決大家さんによると今回の解体費は約100万円、リフォーム費は1300万円ほど。家賃は10万円台前半(リフォーム前は6万円)に設定し、これから入居者を募集していくとのことでした。読者の皆様は今回のスケルトンリフォーム、どう思われますか? コメント欄にてご意見やその他のアイデアなどをぜひお寄せください!

(楽待新聞編集部)