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楽待では、4半期に一度楽待の掲載物件情報をもとに、投資用不動産市場調査を行っている。本日は、2019年4~6月期の結果を公表する。(調査期間:2019年4月1日~同年6月30日、対象:期間中に「楽待」に新規掲載された全国の物件)

物件価格について、区分マンションの価格は前年同期比でおよそ100万円上昇しており、上昇傾向が続いている。それに伴い利回りは低下し、2019年6月には過去3年間で最も低い7.17%となった。

一棟アパートの価格は5月まで下落が続いていたが6月には上昇し、6403万円に。一棟マンション価格は2カ月連続で下落し、6月の価格は3年間で最安値の1億7243万円だった。

表面利回りは、一棟マンション・一棟アパート共に価格と反比例して推移。一棟マンション価格が最安値を記録した6月は、利回りも過去3年間で最高の8.15%だった。

※いずれも( )内は前月比 ※表面利回り・物件価格は平均値

一棟アパートでは下落傾向、6月には一旦回復

一棟アパートの物件価格は2019年3月下落が続いていたものの、6月には3カ月ぶりに上昇した。利回りも上昇が続いていたが、価格の上昇に伴い6月に低下している。3カ月間の平均価格は前年同期比で600万円下落しており、前年と比較すると価格帯の低い物件の掲載が増えていると言えそうだ。

一棟マンションは価格下落・利回り上昇続く 3年間の最安値更新

一棟マンション価格は5月、6月と下落傾向が続き、6月には過去3年間で最安値となる1億7243万円に、利回りは最高値の8.15%となった。物件価格下落の要因として、1億円以下の物件が増加していることが挙げられる。価格帯ごとの物件数を調べると、6月の1億円以下の物件数は4月の同価格帯物件数と比較して9%増加していた。

区分マンション価格は前年同期比+100万円

区分マンション価格は2019年4月に一旦下落していたものの、5月、6月に再度上昇傾向に。価格の上昇に伴い利回りは低下し、6月には過去3年間で最低の7.17%となった。3月に7.27%で最低値を更新していたが、4~6月でさらに利回りが低下した。また、区分マンションは新規登録物件数が増加している点も特徴的である。6月に新規登録された物件数は1万2270件で、前月より2000件多い登録数となった。

2019年に入ってから、一棟マンションの価格下落、区分マンションの価格上昇が目立っていたが、4~6月期も同様の傾向が続いた。融資の引締めの影響で一棟物件が買えなくなった、売れなくなったという声は投資家・不動産会社双方から上がっているが、その傾向が価格・利回りといった数字に表れている。

※本記事に使用した「投資用不動産の市場動向レポート」は楽待に掲載された物件情報を基に当社が独自に作成したものです。その内容および情報の正確性や完全性を保証するものではありません。