不動産投資の基礎知識や多数の物件を所有する投資家のノウハウ、不動産業界のトレンドやニュースなど、不動産投資に関する記事やコラムを配信する「楽待新聞」。不動産投資のメリットだけでなく、リスクを指摘する記事も配信しています。

前回は、動画制作チームの裏側を取材した記事をお届けしましたが、今回は記者チームの裏側を取材。記事ができるまでをご紹介します。

楽待新聞の記事が完成するまで

まず、楽待新聞がどのような工程を経て公開されているかをご紹介します。

執筆したい企画の立案を行います。承認を得てから該当者への取材を開始。直接会って取材を行うだけでなく、電話で取材をする場合もあります。取材が終われば、いよいよ記事の執筆を開始します。2~3日で完成する記事もあれば、3~4週間かけて完成する記事など、記事の内容によってかかる日数はさまざまです。

その後、記事は部内のレビューへ。部長以外にも記事執筆経験のあるメンバーへレビューを依頼して、誤字脱字のチェックはもちろん、難しい言い回しがないか、偏った内容になっていないかなど、読者のみなさまにより正確な情報を届けられるようにしています。

そして、いよいよ記事が公開。公開後は、みなさまからのコメントを確認して、今後の記事執筆に生かせるようにしています。

記者チームのスタッフはこんな人

坪居
出版社での経験を生かして、企画や記事の執筆、動画の撮影にも同行する。記者チームのメンバーをまとめるリーダー的存在。

浜中
元通信社の記者。不動産投資初心者に向けて、分かりやすい記事執筆を行う。全国に出張し、各地の投資家に取材することが好き。

金澤
某地方新聞の記者としての活躍を生かし、読者がいま知りたい内容を独自の視点で執筆。これまでに、不動産投資業界に切り込んだ記事を数多く公開している。

これまで執筆した記事でこれが大変だった!

不動産投資コラム数ナンバーワンを誇る「楽待新聞」。これまでに、不動産投資のメリットだけでなくリスクについても読者のみなさまにお届けしてきました。そこで、楽待新聞編集部の記者として活躍する3名に、「どの記事がいちばん大変だったか」について聞いてみました。

―これまでたくさんの記事を執筆されてきたと思いますが、いちばん大変だった記事はありますか?

浜中 収支シミュレーションの基本について図解で解説した記事です。

イチからわかる収支シミュレーション【図解版】

浜中 この記事は、本当の初心者のために、「収支シミュレーション」の重要性を伝えようと作成しました。文章だけでは伝えきれないと思い、イラストに力を入れて分かりやすさを重視しました。

―どんなところが大変だったのですか?

浜中 これまで、図解という見せ方は行ったことがありませんでしたから、新しい挑戦になりました。また、正しい知識をお伝えする記事なので、小さなミスの1つも許されず、何度も調べ、検証する作業が大変でした。図解なので、執筆途中の修正も一筋縄ではいかなかったです。

―分かりやすいイラストと文章ですが、何かイメージにしていたものはあったのですか?

浜中 イメージしたのは、小学校5年生の算数の教科書です。難しい内容の多い不動産投資用語を、分かりやすく説明するために教科書をイメージして作りました。不動産投資に関する必要最低限の情報を入れられるように意識しました。不動産投資初心者でも飽きることなく、基礎知識を身に付けられるように作成しています!

―記事の執筆はどのように行ったのでしょうか?

浜中 経験豊富な投資家数名が、実際に作成した収支シミュレーションを参考に、ベーシックなシミュレーションに必要な項目を洗い出しました。また、減価償却費用や返済方式など、複雑な知識もイラストで分かりやすく解説しています。

―記事のコメント欄にも数多くの投資家から「素晴らしい記事」とコメントが付いていますが、完成するまでにはどのくらいの時間がかかったのでしょうか?

浜中 約3週間くらいでしょうか。個人的な感想になってしまうのですが、私は「教科書を作る人」になりたかったので、楽待新聞で教科書のような記事を書くことができてとても嬉しかったです!

―坪居さんはいかがでしょうか?

坪居 家賃債務保証についての記事です。

不動産投資の大事な脇役、家賃債務保証会社とは何者か

坪居 この記事は当初、保証会社を取材した動画がメインのコンテンツで、記事動画の補足説明をするような記事を執筆する予定でした。しかし、執筆していくと動画を補足するような記事だと読み応えがなく、分かりやすさにも欠けると感じて、記事だけでも成立するように執筆を進めることにしました。

―どんなところが大変だったのでしょうか?

坪居 「家賃保証会社」と大家が直接やり取りするケースが少なく、イマイチ身近な存在ではありません。そのため「家賃保証会社」の仕組みについて基本から説明する必要がありました。動画の補足をしつつ、記事だけで完結するように執筆を進めましたが、動画との関連性も持たせなければならず苦労しました。

―記事には、動画だけでなくイラストもありますが、何かこだわりがあるのでしょうか?

坪居 文章だけで説明するととても硬い記事になってしまうので、イラストや写真を入れていき、飽きることなく最後まで読めるように工夫しています。数行にわたって説明しても、理解するのに時間がかかりますが、1枚のイラストがあれば理解もしやすくなりますし、記事としての見栄えもよくなります。

―完成までにはどのくらいの時間がかかったのでしょうか?

坪居 1週間くらいです。投資家、保証会社、管理会社など、さまざまな立場の関係者から均等に情報を集め、バランスのよい内容に仕上げるために時間がかかりました。内容が豊富だったので話の組み立てが難しく、重要な点を簡潔に伝えるためにはどうしたらよいのか、と悩みました。

―金澤さんはどんな記事が大変でしたか?

金澤 運営会社が経営破綻した女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」をめぐる問題で、裏金を生み出す仕組みについて取り上げた記事です。

かぼちゃの馬車「中抜き」スキームで裏金100億超か

記事自体は5日くらいで執筆したのですが、記事内にあるイラストを作成するのが大変でした。スピード重視で記事を進めていたのですが、急ぐあまり分かりにくくなってしまっては本末転倒です。複雑な資金の流れを示すのにあたって、図解して分かりやすくすることにしました。

―こちらのイラストはどのように作成したのですか?

金澤 社内にいるデザイナーと協力して作成しました。何度も修正があって大変だったと思うのですが、細かい部分までこちらの意図をくんでくれて、とても助かりました。

―こちらの記事では、弁護士や金融機関、物件のオーナーなどさまざまな方に取材をしていますが、金澤さんが取材をするうえで心掛けていることはあるのでしょうか?

金澤 特に企業や公的機関相手の取材では、相手の立場に立って考えることも重要だと思います。彼らにとって情報を出すことがデメリットになるケースも多いので、どのようなアプローチなら必要な情報が引き出せるか、相手のメリットも考えた聞き方に注意するようにしています。

楽待新聞に来たらぜひこれだけは読んでほしい記事

―楽待新聞に来たら、まずこの記事を読んでほしいというおすすめの記事を教えてください!

坪居 私は、楽待新聞でマンガの連載をしていた河上まりおさんと物語のキーパーソンとなる松崎さんに取材をした記事です。

1棟RCの失敗者と成功者、2人の違いはどこに?

この連載は第13話を最後に4カ月もの間更新がストップしてしまいました。パソコンが壊れたものの、ローンが組めずに新しいパソコンが買えずに続きが書けない状況だったみたいです。ストーリーが完結しないまま企画が宙ぶらりんになっていたので、どうにかしなきゃということで「インタビュー企画に」と考えました。

―これまでのまりおさんのマンガもおさらいしながら読める記事ですが、こだわったポイントはありますか?

坪居 まりおさんのマンガのファンの方にも、そうでない方にも読んでもらえるようにした点でしょうか。1本の記事としてスムーズに読み進められるようにしながら、自然と原作のストーリーも読み取れるように意識しています。

―まりおさんと松崎さんは実際に記事を読まれたのでしょうか?

坪居 まりおさんには「感動した」と言っていただいて。松崎さんにも楽しんで読んでもらえたようです。

―この記事をぜひ読んでほしいということですが、なぜでしょうか?

坪居 1つの物件をめぐって成功者(松崎さん)と失敗者(まりおさん)がいて、しかもその2人がつながっているというレアな状況なので、不動産投資で成功する人と失敗する人の違いがよく理解できる記事だからです。これから1棟目を買おうと検討している方にとっては、松崎さんとまりおさん、お二人の対比から学べることは多いのではないでしょうか。

―浜中さんはいかがでしょうか?

浜中 私は、記者目線で不動産投資を書いた記事です。

楽待新聞の記者が思う、「不動産投資失敗の法則」

この記事は、不動産投資を知らない人に向けて、投資のメリットだけでなくリスクも知ってほしいと思い、普段思っていることを素直に書きました。

―コメント欄には投資家から数多くのコメントがありますね。

浜中 そうですね。ありがたいです。実は、この記事を執筆するまでにはかなりの葛藤がありました。1カ月くらい、楽待新聞でこんな内容を執筆してよいのかと悩んでいました。投資家でもない私の意見を読者である不動産投資家のみなさまは受け入れてくれるのか、かなり不安でした。

―そんな葛藤があったのですね。それでもこの記事を執筆したのにはどんな理由があるのでしょうか。

浜中 これまで不動産投資を知らなかった、あるいは「怪しい」と興味も持たなかった人たちに、数年前まで同じ立場だった自分なりの目線で不動産投資とは実際どういうものなのか、を知ってほしかったからです。今後も、不動産投資のメリットだけでなくリスクについてフラットに伝えられるような記事を執筆していきたいと思っています。

―金澤さんはどの記事ですか?

金澤 区分マンションの管理組合をめぐる問題について取り上げた記事です。

3億円を踏み倒してマンションを乗っ取った「王様」

初心者の方が1棟目として、比較的安価な区分マンションを選ぶケースも多いと思います。手軽に購入できて運営も手がかからないという印象があるかもしれませんが、さまざまなリスクも潜んでいるということを、具体的な事例を通じて伝えようと執筆しました。

―この記事を最初に読んでほしいということですが、なぜでしょうか?

金澤 初心者の方だけでなく、ある程度経験のある投資家でも、管理組合や管理会社について驚きの実態があるのではないかと思います。私も取材を進めていき、「こんなことが本当にあるのか」と、とても驚きました。

―金澤さんはこちらの記事のように不動産投資業界に切り込んだ記事が多いですが、執筆するうえで気を付けていることはありますか?

金澤 一方の意見だけで構成するのではなく、多方面から情報を集め、中立性を意識して執筆しています。暗い内容だけでなく、女性投資家のインタビュー連載などハートフルな記事もたまに書いているので、よかったらご覧ください。

楽待新聞が掲げる3つの編集方針

最後に、楽待新聞が掲げている3つの編集方針についてご紹介します。

【1.中立主義】あらゆる事象を中立的な視点から客観的に捉え、また多面的な取材を行い、いかなるときも偏向がなく信頼性の高い情報を提供する

【2.投資家視点】読者である不動産投資家の視点に立ち、「読者にとって有益な情報か」を考え、再現性のある情報の提供に努める

【3.独自性の追求】新たな切り口による企画立案を行い、または他に例がない深く広い取材に基づく網羅性の高い情報を発信し、独自性の高いメディアを目指す

楽待新聞編集部はこの方針のもと、楽待新聞の記事執筆を進めています。

楽待新聞の記者チームの裏側を取材しましたが、いかがでしたか? さまざまな苦労を経て公開されている楽待新聞の記事。これからも、不動産投資の実態を読者のみなさまにお届けできるような記事を執筆していきます。

「こんな記事が読みたい」というご要望がありましたら、ぜひコメント欄に投稿をお願いします。