先日、楽待新聞では「不動産投資家は『持ち家』と『賃貸物件』どちらに住んでいるのか?」という取材を実施した。結果は「持ち家」派が多数であったが、世間一般の声はどのようなものだろうか?

今回は、東京・新橋で独身サラリーマン男性50人にインタビュー。働き盛りの若い世代は、現在どのような物件に住んでいて、将来はどんな物件に住みたいと考えているのだろうか? 世間の声を知り、今後の物件選びや賃貸経営に役立ててほしい。

 

現在住んでいるのは「賃貸物件」が圧倒的

取材をしてみると、現在は賃貸物件に住んでいるという人がやはり圧倒的。川崎市の職場近くで一人暮らしをしているという29歳のサラリーマンは「6畳くらいの1Kで、家賃は8万円前後。家賃はちょっと高いと思っていて、本当は6万円くらいだとありがたい。でも、よくネットショッピングをするので、宅配ボックスがあるこの物件を選びました」と話す。

33歳の男性は、港区のマンションの15階に半年ほど前に引っ越し。「1Kで、だだっ広い感じです。会社から2万円ほど家賃補助が出るんですが、家賃が10万円くらいなので8万円は自分で。がんばってます(笑)」

賃貸物件に住んでいると答えた人の中には、「借り上げ社宅」や「会社の寮」に住んでいるという人も含まれる。また、台東区に住む24歳の男性は、「お金がないので、賃貸物件に住んでいます。友達と、家賃10万円の2Kの部屋でルームシェアしている」と話していた。

一方、「実家住まい」という人も。36歳のサラリーマンは「今は、親の買った家に1人で暮らしています。賃貸で一人暮らしだとお金がかかる。新橋で(家を)借りようと思ったこともありますし、良い物件があったら借りたいですが、家賃が高い。最低でも8万円くらいかかるので…」という。

実家で一人暮らしをする36歳男性。物件を借りようと思ったこともあるが、家賃の高さがネックで断念した

現在の住まいは4あるいは5LDKほどの戸建てで、ほとんどが物置のようになっているのだそうだ。「この家は人に貸してもいいと思っているんですけど、貸すにはちょっと汚いので、200~300万円くらいかけてリフォームしないと無理じゃないですかね」と述べた。

新橋独身男性が「将来に住みたい」のは…

50人中、現在賃貸に住んでいるのは圧倒的多数の44人。すでに家を購入している人は4人、実家に住んでいる人は2人という結果だった。独身ということもあり、現在の住まいは賃貸物件という人がほとんどだ。では将来的には賃貸と持ち家、どちらに住みたいのだろうか?

「賃貸の方が楽だけど、持ち家の方が安心する」と話していた25歳の男性

現在は借り上げ社宅で暮らす30歳の男性は「将来的には持ち家に住みたい。庭があって、隣とも近すぎず、ゆったりとした生活をしたい。郊外過ぎず、うるさすぎずといった立地重視ですね。3000~4000万円くらいかな」という。家を購入するのは、家族構成が決まるタイミングを考えているそうだ。25歳の男性サラリーマンも、「実家が持ち家だったから、自分も持ち家に住みたい。マンションだと下に音が響くし、掃除機も夜はかけられないし。家の中でサッカーしたり、駐車場で洗車したりしたいんで、田舎の家を買いたい」と話した。

他方、現在も賃貸物件に住む29歳の男性は「将来的にもずっと賃貸でいいです。身動きがとりやすい方がいい」と取材に答えた。

現在も賃貸物件に住み、「ずっと賃貸でもいい」という29歳のサラリーマン

新橋で独身サラリーマンを対象として取材を行うと、現在は賃貸物件に住んでいるものの、将来的、特に結婚を契機として「家を購入したい」と考えている人が多いという結果となった。

だが、最後に紹介した男性のように、「身動きがとりやすいから将来的にもずっと賃貸でいい」と考えている人もいる。今後いっそう人口が減る中で、より選ばれる物件を目指すためには、設備にこだわり、また、入居者のターゲット設定を誤らないようにしていきたい。

 

(楽待新聞編集部)