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楽待では四半期に一度、楽待の掲載物件情報をもとに、投資用不動産市場調査を行っている。今回は、2019年7~9月期の結果を公表する。(調査期間:2019年7月1日~同年9月30日、対象:期間中に「楽待」に新規掲載された全国の物件)

一棟マンションの価格は、今年に入って全体的に緩やかな下落傾向にある。8月には3年間で最安の1億7005万円をつけた。一方、利回りはほぼ横ばいだ。

一棟アパートの価格は7月まで上昇していたものの、8、9月と2カ月連続で下落。また、区分マンションでは3カ月下落が続き、1582万円となった。

※いずれも( )内は前月比 ※表面利回り・物件価格は平均値

一棟アパート価格は2カ月連続下落

一棟アパートの価格は、2019年5月から2カ月連続で上昇していたが、7月からは2カ月連続で下落。価格の上がり下がりが激しくなっている。表面利回りはわずかな上下はありつつ、全体的に上昇傾向。9月は9.42%と、過去3年で最も高かった9.66%に迫っている。

一棟マンション、今年に入り全体的な下落傾向

今年に入り、多少の上下はあるものの、一棟マンションの価格は全体的に緩やかな下落傾向を見せている。過去3年の最安値を2019年6月に更新したが、8月にはそれをさらに下回った。同月には、過去3年で一番高い8.15%(2019年6月と同値)の表面利回りとなった。

区分マンションでは3カ月連続価格下落

区分マンションの価格は、2019年6月から3カ月連続で下落した。7月の表面利回りは7.14%と、過去3年で最低。だが、価格の連続下落に伴い、表面利回りも7.68%、7.72%と続けて上昇した。

融資の引き締めによって、一棟マンションなどの大型物件が買いづらくなっているという声が多いが、今回のレポートからは、その傾向はいまだ続いていそうだということが見て取れる。全物件種別で緩やかな下落傾向となっているが、これまでの高騰市況が落ち着きを見せ始めるのか、今後の動きにも着目したい。

※本記事に使用した「投資用不動産の市場動向レポート」は楽待に掲載された物件情報を基に当社が独自に作成したものです。その内容および情報の正確性や完全性を保証するものではありません。

(楽待新聞編集部)

※「投資用不動産の市場動向レポート 2019年7~9月期」はこちら