ある日、楽待編集部のスタッフがネット上で見つけた建物。うっそうと茂ったツタで建物全体が覆いつくされ、異様な雰囲気を醸し出している。
調べてみると、この建物は東京の「山谷」という地区にある簡易宿所であることが分かった。果たして、この物件のオーナーはどんな人なのか。そして、宿泊者はいるのだろうか。現地で調査してみることにした。
かつては「日雇い労働者の街」
山谷地区はJR南千住駅の南側、台東区と荒川区にまたがるエリア。花街の吉原に隣接し、江戸時代には宿場町として栄えた。戦後の高度経済成長期に入ると、宿泊料の安さから多くの日雇い労働者が集まる簡易宿所街になったという。
城北旅館組合などによると、1960年代には労働者たちによる暴動(通称・山谷騒動)がたびたび発生。「危険なスポット」というイメージがつきまとうようになったが、近年は街の様子も変化してきているという。
1泊2000円台
スタッフはさっそく現地へ。あの物件のオーナーに会いに行ってみることにした。
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