不動産投資の目的の1つは、家賃収入での儲けだ。だが、本当に自分が儲けられているかどうか、どのように確認したら良いのだろうか?

その答えの1つが、「キャッシュフロー」(CF)を確認することである。

今回は、CFについて、基本的な知識のおさらいをしていこう。

せっかく「家賃収入」は得られているのに、支出を考慮すると「CF」は残っていない…ということは、よく起こってしまう。こうした事態にならないように、特に不動産投資をこれから始める、という初心者の方々は必ず「CFとは何か」学んでほしい。

「月1万円台でオーナーに!」

こんな広告を見かけたことがあるかもしれない。

「約3200万円のマンションをローンで購入。入居者からの家賃を返済に充てれば月々1万円台でオーナーになれる」といういわゆる「不動産投資」の勧誘の広告だが、あなたはこれを見てどのように感じるだろうか?

こうした勧誘のうたい文句は、多くの場合「月々数万円でマンションのオーナーになれる」「管理は任せられるので、何もする必要がない」「ローン完済後は、不労所得が得られる」といった内容だ。

当然、こうしたうたい文句がまったくの嘘というわけではない。

自分で融資を引いて購入したマンションを貸し出せば、入居者から受け取る家賃を返済の一部に充てることはできる。

返済期間が終われば、そのまま家賃を受け取れるのも真実だろう。ここでは詳細を割愛するが、節税や相続対策にもなるなど、メリットも多い。

メリットと同時にリスクも理解しておこう

しかし、それが果たして自分自身にとってもメリットかどうかは別の話。

会員限定記事です

この記事の続きを読むには、会員登録が必要です
会員登録(無料) ログインする