東京・南青山のエイベックス本社ビル(11月18日撮影)

日本の音楽・芸能関連の大手企業として有名なエイベックスが、南青山の本社ビルを売却すると報道されました。

エイベックスといえば、かつて日本の音楽シーンを席巻した会社です。同社は本社ビル売却報道前の11月5日、全社員の約4分の1に当たる100名程の希望退職者を募集すると発表しています。

エイベックスは、コロナ禍で本社を売却せざるを得ないほどに追い込まれているのでしょうか。今回は、エイベックスの現在の業況について確認しつつ、本社ビル売却の背景を探っていきたいと思います。

音楽ライブの中止が影響か?

「当社は構造改革を進めており、その一環において『本社ビル』の売却を検討しているのは事実でございますが、現時点で決定した事実はございません」

11月11日、エイベックスはこのようにプレスリリースを出し、本社ビルの売却を検討していることを認めつつ、決定事項ではないと発表しています。

一部メディアでは、コロナ禍において音楽ライブの開催が取りやめとなったことなどから業績が悪化し、資産の売却で財務体質を改善する狙いがあるのではないかと報道されています。

確かに、コロナの影響で音楽ライブの開催は相次いで中止になっています。新型コロナウィルス感染症拡大の当初に音楽ライブ開催を強行したアーティストが批判にさらされたりもしました。実際のところ、エイベックスの業績はどのようになっているのでしょうか。

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